BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

2024-01-01から1年間の記事一覧

「物語持ち」の世界観 〜目を養う必要性〜

私には、物語を書いてほしい人がいる。それも2人。内容を具体的に知っているわけではないんだけど、「物語持ち」なのはわかってる。 あなたの目に映る世界を、私に見せてほしい。できたら分かるように…と思うけど、自分の目を養うことも必要だ。 今日は2人…

強くて脆い、ダイヤモンドの輝き【宝石の国レビュー・2】

今日も宝石の国の話。最も思い入れがある、ダイヤモンドの話をしていく。 目の前にいる「最強」のそばで埋もれること。湧きおこる複雑な感情を乗りこなそうと足掻き続ける、ダイヤモンドの生き様を振り返る。 ダイヤの生きる力強さを感じたら、なんかもう手…

【宝石の国・読了】変わっていくなかに変わらないものをもつこと

宝石の国、全108話読み終えた。 こんなに変わっていく主人公を見たことがない。変化は良いことなのか、悪いことなのか。1週間考え続けたけど、分からない。分かるはずもないか。いまもこうして、みんな少しずつ変わっている最中なんだから。 宝石の国(1)…

ブログが「主」ではないことの確認~アランの「幸福論」を読みながら~

ブログというのは大変面白いもので、気が付くと生活など置き去りにして延々と書いてしまう。と同時に、こればっかりで良いのだろうか?と疑念を抱いたりすることもまた事実としてある。 GWにちょっと生活から離れる機会があったので、思い切って毎日のルーチ…

夢に見た本を買う(書き込み本の世界)

来る日も来る日も本を読みここに感想を垂れ流しているわたしは、ついに本の夢を見た。内容は「書き込み本が気になる、ほしい、どうしよう」というもの。 すると、現実世界で同じようなことが起きた。こんなことって本当にあるんだなあ!と思った、そんな話。…

谷根千めぐって、古本屋店主と本の話をする

なんか知らないけど、突然「谷根千」に行きたくなった。東大が近いこともあり、アカデミックな印象の街、谷中・根津・千駄木エリア。 今日の予定は特にない。なんとなく本だけ持って、家族と何も調べないまま、なんとなく「そっち方面」に向かう。わたしたち…

【宝石の国・完結】わたしは最後まで読むんだぞという意思を固める

2日連続で人に会うなんてめったにないんだけど、飲みが重なった。その人たちがみな同じことをいう。 「宝石の国が完結したよ…29日まで、最新話以外全部読めるから…あなたは読んでね…」 魂が抜けたような、ずっと何かを考えているような、呆けた表情でそんな…

【AC部が異色コラボ漫画】キャンバれ!郎太桃(ろうたもも)が面白い

AC部がまた楽しいことしてる…!! www.corocoro.jp 今日は、コロコロコミックの電子版で4月から連載を開始した「キャンバれ!郎太桃」をレビューしていく! もー、面白かったし楽しかった!!いつも「社会的に逸脱しないこと」を重視して生きているわたしに…

愚弟・川上宗薫の死に思うことー佐藤愛子著「死ぬための生き方」を読んで

昨日話した佐藤愛子著「死ぬための生き方」の後半レビュー。最後の「こんな死に方もある」という章では、亡くなってしまった何人かの作家について、著者が印象に残っていること、かつての交流の様子が描かれている。 今日はその中から、著者の古くからの友人…

生きるのは死を覚悟してからー佐藤愛子著「死ぬための生き方」感想

佐藤愛子著「死ぬための生き方」を読んだ。和田誠の装丁が決め手で手にとったこの本には、なかなか聞けない大人の本音が入っていたように思う。 物事に対して自分と世の中のものさしで測り、考えを深めて、切る。この人の切り口は毒が強めで、でもこの毒を待…

成熟した趣味の世界ー諏楽を読んで

神保町の呂古書房で手に入れた趣味誌「諏楽(しゅらく)」を読んだ。そこには好きなものを掘り下げた先にある、成熟した趣味の世界が広がっていた。 諏楽通信社が発行していた「諏楽」 収集家たちが集う冊子・諏楽 65年前の、1959年に出た個人(もしくはサー…

孫子に教わる、心を割かない生き方ー岩波文庫「孫子」レビュー

1日1区切りずつにんじんと孫子を読む「1にんじんと1孫子」が終わって、こないだはにんじんの感想を話した。今日は孫子を話していく。 (書いた後に分かったこと…タイトルの「心を割く」は誤用表現です。正しくは「心を砕く」や「時間を割く」となります…

親に愛されない、自分も愛せない哀しみールナアル著「にんじん」レビュー

1日1区切りずつ、にんじんと孫子を読む謎の取り組み「1にんじんと1孫子」が終わった。 books-limelight.com 今日はにんじんの感想を話していくんけど、とにかくヘビーだった…一見穏やかそうな挿絵に目が止まってこうして読んでみたわけだけど、途中何度…

戯曲「サロメ」に魅せられて…次は何を読む?

戯曲の「サロメ」を読んだ。なんて表現すればいいんだこの気持ちは…!とにかく戯曲にハマりそう、というかもうハマったかもしれない。面白かった?興味が湧いた?うーん、なんか違うんだこの感情。なぜこんなに引き込まれたのか。ストーリーを思い出しつつ、…

"忘却"が、知識と思考を回すカギー外山滋比古著「自分の頭で考える」レビュー

思ってばかりから抜け出すために読んだ「自分の頭で考える」レビューの続き。 books-limelight.com 知識を得ること、思考することは両立が難しい。それをうまく回すためには、"忘れる"ことが重要だという。なんとなく、たくさん知識があるほうが思考も深くな…

春の古本街探索ー神保町の楽しみ方が分かってきたかも。

よく晴れた週末だった。あったかいと外に出たくなる。散歩がてら、家族と神保町の古書街に行ってきた。 古書街は撮り忘れた。これはちょっと前の写真 千鳥ヶ淵の桜を観に行く予定だったんだけど…あらかた散ってるだろうし、まあ、いいか。週末の予定はこんな…

「思う」と「考える」についての考察。ー外山滋比古著「自分の頭で考える」を読んで

最近また、「思う」量が増えている。 朝起きて「思う」、ご飯を食べて「思う」、誰かと話しながら「思う」。思ってばかりでとても疲れる。本にも集中できなくて、同じ本を読んでばかりだ。これでいいのか?不安になる。 そこで、なにか刺激になればと「思考…

太郎に会いに④ー岡本太郎美術館「人のかたち」「TARO賞」「大河童祭」をみんなで楽しむ

3月に岡本太郎美術館に行ってきた。太郎に会いに行くのは4回目になる。 常設展「人のかたち」/TARO賞/大・河童祭の三本立て 家族と友人と、その娘の4人。友人とたまたま岡本太郎の話になったら盛り上がり、ついに一緒に来れたのだった! ちなみに、友人…

ダンジョン飯おかわり3杯目ー登場人物と自分の性格を照らし合わせてあれこれ考える

ダンジョン飯の感想、話し足りないのでおかわり3杯目。ネタバレあり。 ダンジョン飯 12巻 (HARTA COMIX) 作者:九井 諒子 KADOKAWA Amazon 今日も読み返してたのだけど、登場人物それぞれの個性が、良い点も悪い点もお互いに補い合って、見事に調和していくの…

「ダンジョン飯」というダンジョニウムー久井諒子著・ダンジョン飯 感想

全14巻、読み終わった。「ダンジョン飯」という作者のダンジョニウムを、存分に味わった。 ダンジョン飯 14巻 (HARTA COMIX) 作者:九井 諒子 KADOKAWA Amazon そこに救われた自分がいた。いろいろ話したいんだけど、なぜかいま自分を満たしていることがこれ…

コミカライズした「けっきょく、よはく。」を読む。悩んでたあの頃の自分に読ませたい…!

デザインに興味のある人なら大体の人が知っている本「けっきょく、よはく」がコミカライズしたとSNSでみて、早速買って読んでみた。 初心者のわたしにとっては、漫画のほうが内容が入ってくる感じがあった。 漫画でわかる けっきょく、よはく。デザインは「…

整理収納について考える前に、やるべきことがある「一番わかりやすい整理入門」からの展開 

これは家族内における「片付けられないほうの人間」が、片付けられるように動く記事。 前回、整理収納アドバイザーの公式テキスト「一番わかりやすい整理入門」を読んで、家の整理に取りかかろうとしていた。しかし家族はどう考えてるだろうと何の気なしに聞…

【分かった気になっただけの反省文】一番わかりやすい整理入門を読んで

今日は、実家に帰った時に読んだ「一番わかりやすい整理入門」のメモした部分をもとに、これからの整理・収納方法の検討を行っていく。 整理収納アドバイザー公式テキスト 一番わかりやすい整理入門 第4版 作者:澤 一良 ハウジングエージェンシー Amazon 先…

ヘッダー下のカテゴリー階層化に成功!機能面の目標達成。(ブログカスタマイズに挑む・完)

去る3月下旬、ブログカスタマイズをするんだ!と目標を掲げました。具体的にはヘッダーの下に、階層があるカテゴリーをつくるというもの。 books-limelight.com 月末に締め切りを設けたはずが、やってしまった…もう4月だ。ソシャゲのエイプリルフールイベン…

ダンジョン飯をじわじわ好きになっていった話。ー久井諒子「ダンジョン飯」レビュー

そろそろ春アニメも始まるし、今期(2024年1月~3月)に唯一全話観ている、ダンジョン飯の話をしていく! こないだの最新話は切ない新展開だったんで、アニメ13話まで(コミックス1~4巻)あたりの話にしようかな。浅瀬でぱちゃぱちゃしながら楽しく振り返っ…

はてなブログ「AIタイトルアシスト」と仲良くなるために ~一緒にいい記事つくろう~

はてなブログでは2023年から「AIタイトルアシスト」機能が導入された。タイトル入力バーの横にボタンがあって、300字以上書くと自動で記事の内容に沿ったタイトルをつけてくれるというもの。わたしは記事を書くたびに、必ず一回は使うようにしている。 help.…

「デザインの現場」に目覚めた素人の感想ー25年前の雑誌を読む

1月にZINEぽいものを作ってから、編集する楽しさに目覚めた。職場で少しやってはいるものの、素人の域を超えるには相当な時間がかかるだろう。 参考になればと買ってみた「デザインの現場」という古い雑誌が、とても参考になるし面白い。職場に持ち込んだり…

30時間あったら…過去の自分に会いに行く。ー メトロミニッツ No.256を読んで

東京メトロのフリーペーパー・メトロミニッツで「30時間あったらどこにいく?」という特集をしていた。 連絡通路とかにある おしゃれフリーペーパー みんな平等にある時間をテーマに、想像力が湧き立つ企画だ!こういうの大好き。編集長とクリープハイプの尾…

早く書く練習と、その仕組みの備忘録

今週のお題「練習していること」ー今日は はてなのお題で書いてみる。 わたしはアウトプットの回転率を上げるべく、目下「早く書く」練習中!手始めにブログを毎日仕上げることをやってみてるんだけど、これがなかなか面白い。といってもまだ連投7日目なの…

有馬かなの生き様が、なぜこんなに胸に迫るのかー【推しの子】感想

【推しの子】2期は2024年夏アニメで決まりみたいだー!次は一番好きだった「2.5次元舞台編」だし、それまでにちまちま読み返しては味わっていこう。 わたしは先日アニメ1期見て、その後コミックス13巻まで一気読みして悶えていた。 books-limelight.com ス…