BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

読書好き、うつる。ー目指すは古本屋のような家?

次から次へと本を買ってくるわたしに「要らない本は処分しなさい!」と言い続けてきた家族が、読書にハマりました。人が何かに夢中になっていく姿を見るのは楽しいものです。過程を綴っておきます。

きっかけはカート・ヴォネガット

猫のゆりかごの訳わからなさと最後の着地が好きだったので、なんの気無しに勧めてみたところ当たりました。次に読んだタイタンの妖女で決定的なものになり、今ではこの通りです。

書店に売ってないものばかりなのに、もうほぼ全部集まってる。すごいよなぁ。

分野はアメリカ文学

もともとアメリカ古着が趣味なこともあってか、集めるのはアメリカ文学がほとんどです。シャーウッド・アンダーソンやジョン・アーヴィングも好きになったらしく、もっと知りたくなってこんなのも買ってました。

大学の参考書とかにありそう

はじめて学ぶアメリカ文学史 (シリーズ・はじめて学ぶ文学史 2)。もう探求心が止まらない!って感じが出てますね~。

わたしは特定の好きなジャンルというのがまだなくて(選ぶものに大きな流れみたいなのはあるのかもしれないけど、自分ではまだよくわからない)いつもバラバラな感じがあるので、一貫としたものがあっていいなと思います。

好きになりたてのパワーはみずみずしい

家族は元来おしゃべりなほうではないので、静かに燃えてる感じです。それでも隙間時間にブックオフに通いつめ、出かける先の古本屋検索を自然と行い、複数のフリマアプリを駆使してどんどん集め読んでいくさまは見ていて気持ちがいい。
わたしは追い求めるよりかは偶然の出会いまち、みたいなところがあるから羨ましく感じたりもします。なんだか少しまぶしいや。
あとは美品を集めるのがうまい!この嗅覚?には目を見張るものがあります。

あふれる本。こうなりゃ目指すは古本屋のような家?

不要な本なんてないよね!という概念が共通認識になり、本を買うことに何の躊躇もなくなりました。そして我が家はストッパー不在に…
恐らく今年、とんでもない量の本が増えます。
こうなりゃ素敵に、飾るように置きたい。古本屋に入った時みたいな壁にずらーーーっと並んだ本棚、ああいうのがあったら最高にうっとりして日々が潤いそう。大きな本棚を買ったら隙間を埋めたくなって次々買っちゃいそうで、手が出なかったんですよね。でも、もうやっちゃおうかな。
その分小さな部屋がより狭くなるから、他の部分はスッキリさせとかないといけません。並行読みで日々いろんなところに本の山を築いてしまうわたしの悪い癖は、変わらず指摘され続けることでしょう。。

一緒に本の話ができるしあわせ

既にあふれ、今後さらにあふれるであろう本たちを、どのように置いていこう。新たな楽しみと少しの悩みを抱えつつ、それでもやっぱり一緒に本の話をしたり、ただ本を読むために喫茶店に行けることがすごくうれしいのでした。

読む本の系統が全然ちがうので、できたら感想とかたくさん聞きたいけど…うるさく聞くと逆効果なので、ぽつりぽつりと出てくる話を大切に聞いています。

本を読む人読まない人、日々楽しんで生きててくれればどっちだっていいのだけど。自分が夢中になっていることを誰かと共有できるしあわせを知りました。どんどん話して、楽しい気持ちを分かち合いたいな。そして、それぞれの好奇心・探求心にまかせた結果、どんな本棚が出来上がるのか。いまから楽しみです。

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