BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

名前が思い出せない作品②

複数のエッセイを並行読みしていたら、立て続けに「年をとって言葉が出てこなくなった」という話が目に入った。まず固有名詞から出てこなくなる、らしい。

文章を書く仕事をしている人でもそうなんだから、わたしもそのうち言葉を失う時がくるのだろう。

でももう、きてるっちゃきてる。あ、あの話読みたいな…あのシーン…なんだっけ……

読み返したい作品の、名前が出てこない。

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前にもあって、その後も何回かあったけど記事にはしてなかった。もはやこれすらネタにして、思い出したらうれしーーー!ってことも記事にしちゃえばいいんだ。

ちなみに今回のおぼろげな記憶はこんな感じ。

主人公の友達が料理教室に通っているシーン。そこで会うおじさま(アラ還くらい?)が気になっている。二人は熱心に料理をしながら、ちょっとお互いの話をしながら、でも距離は縮まらない。業を煮やした彼女は…

どうなったんだっけ。彼女がどうなったのか、そもそもどんな物語だったのか。なにも思い出せない。

大人になって習い事をして、年代も性別も違うお友達(確か、最終的に二人はいいお友達になった)ができるなんてすごくいいな~と思った記憶だけが残っている。なんか、小説じゃなくてマンガだったかも。それも割と最近読んだものな気がする。なんだっけなあ。

こうやって少しづつ、思い出せないことが増えていって、赤子の頃に戻っていくのだろうか。いやいや、さすがにまだ早い。ただの怠惰だ。探せばいいだけなんだからやろう。

そういえば、前回の名前が思い出せない小説もまだ思い出していない。これは作品の温度感だけはしっかり覚えていて、最近よく再読している平安寿子よしもとばなな江國香織ではなさそうというところまではきている。たぶんなんだけど、石田衣良だ。

「名前が思い出せない作品」が、このブログでシリーズ化しないことを祈る。脳みそが退化していくのが本当に怖い。本のレビューとかブログ書いたりって脳トレだったりしないかな。頼むからそうあってほしい。

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