BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

【総括編】モモ(ミヒャエル・エンデ作、岩波少年文庫)読書レビュー

前回話してたモモ、読み終わりました~、約400ページ。いやあ、あっという間でした。読みやすくてぐんぐん読んじゃいましたね。 books-limelight.com さっそくですが結末の感想は、…そうか!これ児童文学書か!でした。お子さんが読んでも大丈夫な、ほっとす…

【人物編】モモ(ミヒャエル・エンデ作、岩波少年文庫)読書レビュー

町はずれの円形劇場あとにまよいこんだ不思議な少女モモ。町の人たちはモモに話を聞いてもらうと、幸福な気もちになるのでした。そこへ,「時間どろぼう」の男たちの魔の手が忍び寄ります……。「時間」とは何かを問う,エンデの名作。 ミヒャエルエンデ「モモ」…

新宿紀伊國屋の8階でブックカバーを手に入れる

さっそく角ぶつけて折れたけど…気にしない(気にしてる) フールナイトのノベルティブックカバー!ぎりぎりだったけど、やっと手に入れました! 新宿紀伊國屋の8階コミック売り場では、漫画を購入すると希望者に「漫画家の書き下ろしイラスト」が入ったブッ…

本の感想がまとまらない。

先週末読み終わった「昔日の客」が…とてもよかったんです。それを感想に書きたいんだけどまとまらない。書いては消し、書いては消し、気付けばもう今週が終わろうとしている。 前からなんですけど、好きだ!と思った作品ほど感想を書くのに時間がかかります…

思考の整理学(外山 滋比古著 ちくま文庫)読書レビュー

レビューというか…感想文です。いつかレビュー(書評)ができたらいいなあ…と思ってふと調べてみたら、 書評 - Wikipedia あれ感想でもいいみたいですね?急にレビューという言葉がとっつきやすくなりました。ちょっと上から目線な言葉に感じていたので。こ…

エンデのメモ箱(ミヒャエル・エンデ 著、田村都志夫 訳、岩波書店)

今日はミヒャエル・エンデの思想のかけらや、本人が振り返る記憶、物語になる前の物語を覗かせてもらえる「エンデのメモ箱」の話をしていきます。 着想を書きとめたメモや創作ノート、詩や短い芝居、辛口の文明批評、児童文学に関する日本での講演、生い立ち…

とるにたらないものもの(江國香織著 集英社文庫)

とるにたらないけれど、欠かせないもの。気になるもの。愛おしいもの。忘れられないものーー。輪ゴム、レモンしぼり器、お風呂、子守歌、フレンチトースト、大笑い…etc.。そんな有形無形の身の回りのもの60について、やわらかく、簡潔な言葉でつづられている…

横尾忠則展 銀座番外地に行ってきました

ギンザ・グラフィック・ギャラリーの横尾忠則展。入口が迫力ありました 仕事でいまいち閃きがないので、何か新しい刺激を入れるべく横尾忠則展に行ってきました。とても有名な人だということは知っているけど、他はよく知らないというだけで行ってみました。…

時をかけるゆとり(朝井リョウ著、文春文庫)読書日誌

今日は同じ「ゆとり世代」を生きている作家、朝井リョウのエッセイを話していきます。 時をかけるゆとり (文春文庫) 作者:朝井リョウ 文藝春秋 Amazon 就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。初エッセイ集では天与の観察眼を縦横…

ようやく手に入れた一冊「昔日の客」

ずっと欲しかった「昔日の客」を手に入れました 昨年転職したてのときに、通勤電車に揺られながら「明日から出版社(島田潤一郎著)」という本を読んでいました。著者が1人で夏葉社という出版社を立ち上げて運営していく様子を描いた本です。その本を読んで…