BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

2023-12-01から1ヶ月間の記事一覧

自己表現を試す場として、心して書くべし。ー2023年のわたしより

2023年が終わる。わたしは来年のわたしに言いたい。 心して書くべし と。 今年は5月に読書ブログを開設してから、とにかく書きまくった。今日で131記事目で、2日に1回以上は何らかの記事をアップしていたことになる。 記事をアップしていない時も書きたいこ…

実写化ドラマ最終話「自転しながら公転する」感想。ドラマ独自の言葉遣いで、いい着地を見届ける。

実写ドラマ・自転しながら公転するの最終回「足りないふたり」観ました。3話構成で、2話のTVerお気に入り数が4.6万人、最終話は12月29日時点で6.3万人まで増えていました。 前回気になっていたプロローグとエピローグはやらなかったですね。その分、都と貫…

本棚を前に、小話の世界に浸るーこばなしけんたろう(小林賢太郎著)感想

下北沢に、両方の壁が全部本棚、というカフェがある。 真ん中に一本、レジに通じる道があって、両隣の本棚に向かい合うようにしてソファや椅子が置いてある。 本を読んだり、本棚をみたり、自分の作業をしたり、みんなそんなふうに黙々と過ごしているのが好…

【ドラマ2話感想】自転しながら公転する・実写化レビュー

実写化ドラマ・自転しながら公転する2話「ふたりの距離」を観ました。 TVerのお気に入り数が1話「最悪の出会い」を観た時は4.6万人だったんですけど、2話目を観た23日時点で5.7万人になってました。1週間で1.1万人増…!当たり前ながらドラマってすごい数…

未来へのメモ:年末年始に読みたい本、書きたい記事

本が読みたい。記事が書きたい。圧倒的に時間が足りない。 年末ってなぜこんなに忙しいのだろう。本を読みたいのにキャパオーバーしててぼーーーっとするし、書きたいことを後でメモしようとして忘れてしまう安定のポンコツさ(これはいつもか)。 時間がな…

2000年代のブログの世界に憧れている自分がいる(平安寿子「恋愛嫌い」を読んで)

2023年現在、ブログを始めたと伝えたときの反応ナンバーワンは「なんでブログ?オワコンじゃね?」である。今年何度言われたことか。まあ数人にしか言ってないし、繰り返し言ってくるのは家族なんだけど。 確かに、いまどこかに書いておきたいと思うなら断然…

実写化ドラマ「自転しながら公転する」1話感想

ドラマ「自転しながら公転する」1話、見ました。テレビがないのでTVerで。 先日本をしっかり味わったうえで感じたことは、想定通り「原作と結構違うなー!」ということですね。 そりゃあ作ってる人も違うし、600ページ超の本を1時間×3本のドラマに仕立て…

すでに足りない来年の手帳をカスタムする

12月時点で来年の手帳の枚数が足りないことが判明したので、「ほぼ日デイフリー版+マイブック(真っ白の文庫本手帳)」の二段構えにカスタムしたよ、という話。 2024年も安定のほぼ日 本の感想とか書きまくってたら速攻でなくなることに気が付く 「マイブッ…

あなたもわたしも「しょうがない人」(平安寿子著「しょうがない人」レビュー)

まったく、もう!と思いながらも、人は互いに許容しあって生きているんだった。 主人公を通していろんなタイプのしょうがない人を見ていくうちに、そんな考えが自然と湧いてきた。 今日は、平安寿子著「しょうがない人」をレビューする。 しょうがない人 (中…

書いてよかったと思えるように、この記事を指針として動く。

まだ全部に目を通してないけど、今年書いた記事を読み返している。がっつりリライトしたい記事ばっかりだろ…!と思いきや、その時の自分なりに一生懸命に書いている気がして、どれも手を入れる気にならない。(自己愛強すぎか?) どこかに提出するわけでも…

主人公じゃないけど、この人がどうも気になる。「自転しながら公転する」感想③

山本文緒著「自転しながら公転する」のドラマ化まで1週間を切った! ドラマを楽しむためにレビューを重ねてて、今日で3回目。全5回の予定で進めている。なんとなく始まる前に整理したいから、スピードアップしないとな。できるだけさらっとやっていこう。 初…

【読書ブログ2023】今年一番読んでもらえた記事

ありがたいことに、「きょうのはてなブログ」で本の感想がまとまらない③を取り上げていただきました! 右下にわたしが。紹介用のキャプション入れてくれるの嬉しいですよね 4ヶ月ぶり2度目です。1度目は急上昇するアクセス数に震えあがり、自意識過剰が爆…

【無心で思う】一点を見つめる時間が増えた(読むので思う、の装丁を見ながら)

年末なんで、なんとなく一年の振り返りで自分の過去記事を読むことが増えてます。ブログのトップ画面をスクロールしていくと、真っ先にこの猫が目に入って気になります。(2023年12月現在) 一点を見つめる猫。気になる… この目、身に覚えがある 一点病とも…

生活をダウンサイジングする勇気。「自転しながら公転する」感想②

山本文緒著「自転しながら公転する」は、介護、老い、恋愛、仕事と多方面に悩む主人公の苦悩を描いた長編小説。前回は全体の内容について話したので、今回は主人公(都)の母親、桃枝に焦点を当てていく。 というのも、病気になって自分が別の人間になってし…

本の感想がまとまらない③それが楽しくなるなんて日が来た

本を読んで糧にしようという試みを始めて(そんなコンセプトだったっけ?)だいぶ経ちました。自らの栄養とするにはアウトプットが大切で、人に話したり、感想を書いたりするのもよい方法です。 しかし、感想がまとまらない!これは定期的に起こることで、こ…