BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

「デザインの現場」に目覚めた素人の感想ー25年前の雑誌を読む

1月にZINEぽいものを作ってから、編集する楽しさに目覚めた。職場で少しやってはいるものの、素人の域を超えるには相当な時間がかかるだろう。 参考になればと買ってみた「デザインの現場」という古い雑誌が、とても参考になるし面白い。職場に持ち込んだり…

30時間あったら…過去の自分に会いに行く。ー メトロミニッツ No.256を読んで

東京メトロのフリーペーパー・メトロミニッツで「30時間あったらどこにいく?」という特集をしていた。 連絡通路とかにある おしゃれフリーペーパー みんな平等にある時間をテーマに、想像力が湧き立つ企画だ!こういうの大好き。編集長とクリープハイプの尾…

早く書く練習と、その仕組みの備忘録

今週のお題「練習していること」ー今日は はてなのお題で書いてみる。 わたしはアウトプットの回転率を上げるべく、目下「早く書く」練習中!手始めにブログを毎日仕上げることをやってみてるんだけど、これがなかなか面白い。といってもまだ連投7日目なの…

有馬かなの生き様が、なぜこんなに胸に迫るのかー【推しの子】感想

【推しの子】2期は2024年夏アニメで決まりみたいだー!次は一番好きだった「2.5次元舞台編」だし、それまでにちまちま読み返しては味わっていこう。 わたしは先日アニメ1期見て、その後コミックス13巻まで一気読みして悶えていた。 books-limelight.com ス…

ブログのカスタマイズに挑むため、作成プランを練る。

わたしはブログのカスタマイズをします。とここに宣言することで、強制力を高めるための記事。いいんです最終的にできれば。なんだってしましょう。 books-limelight.com 1月に始めた「宣言」シリーズ(ネーミングもうちょっとなんとかならないか)も今回で…

1日「1にんじんと1孫子」 謎な並行読み実施中

1日「1にんじんと1孫子」を始めてしばらく経った。 1日1区切りずつ、両方とも読み進めるというもの。 風呂で本を読むことが日々のお楽しみなんだけど、最近はちょっと趣向を変えて遊んでいる。 今までは20代前半の頃読んだ小説(江國香織、よしもとばな…

【推しの子】一気読みして直下で落ちる

うう〜〜推しの子が面白い!! アニメ1期は見ていて、漫画も読みたいなと思ってたら実家にあった。明日仕事だし、アニメが4巻までの内容だったからひとまずちょっと先まで読んでみるか…と読み始めたら、朝だった。 やー、これは一気読みしちゃうよ!展開も人…

読書<体験、ハンター×ハンターな間柄、イベントは祭り。

週末に個人でお仕事やってる人のイベントにお手伝いしにいってきたのだけど、別世界を体験できて本当に楽しかった。まだ余韻に浸ってる。浮かんできた言葉を掴んでここに入れておく。 お花のイベントだった。花はいい。癒しだ。 読書<体験、機会があれば体…

途切れかけの習慣をつなぐ仕組みはー今日の3ステップ

2〜3日に一回更新のこのブログが4日空いた。戻って来れないかと思った。 個人で仕事をしている人がイベントをやるということで、スタッフとしてお手伝いしていたのだった。すごく刺激的で久々の接客も楽しくて、心が満たされた…結果、読まなくても書かなくて…

興味のあること、まとめて一つに。永野護デザイン展に行ってきた!

2024年3月、永野護デザイン展に行ってきた。興味のあること、まとめて一つに。このくらいに独自の世界をつくりたい。 ところざわサクラタウン。なんとも不思議な建物だった。 漫画や作品紹介が中心ではなくて「デザイナー」永野護としての切り口だから、より…

名前が思い出せない作品②

複数のエッセイを並行読みしていたら、立て続けに「年をとって言葉が出てこなくなった」という話が目に入った。まず固有名詞から出てこなくなる、らしい。 文章を書く仕事をしている人でもそうなんだから、わたしもそのうち言葉を失う時がくるのだろう。 で…

守備範囲外のマンガにハマるー永野護「ファイブスター物語」の話

家族に同行して永野護デザイン展に行くことになった。 永野護といえば、「ダンバイン」「ガンダム」「ブレンパワード」などのメカニックデザインを手がけ、自身は「フール・フォー・ザ・シティ」「ファイブスター物語(ストーリーズ)」などマンガも描いて映…

1年1/5終了、「ごぶんのに」期の雰囲気づくり。ーみうらじゅん著「ない仕事」の作り方 を読みながら

2024年は月曜日スタートで、52週間と2日で終わります。昨日(3/10.日)がちょうど10週間目の終わりでした。1年の約1/5が過ぎたことになります。 なんでいきなりこんな話をしたかといえば。年始から仕事で業務タイムアタックして遊んでるんですけど、そのため…

悲しみはグラデーション ーよしもとばなな著「ムーンライト・シャドウ」感想。

あまりにも悲しいことが起きて、もう一生立ち直れないと思っても、時が経つにつれまた立てるようになる。それもまた悲しいことだと感じる。 キッチン 作者:吉本ばなな 幻冬舎 Amazon 昨日に引き続き、吉本ばなな著「キッチン」のレビューをしていく。今日話…

あの頃のわたしたちに会えるーよしもとばなな著「キッチン」再読レビュー

よしもとばななの「キッチン」を再読した。読み進めるうち、友人との古い記憶が蘇ってくる。年齢でいうと、21歳とかそのくらい。恐ろしく昔だ…!不思議なことに、以前レビューした著者の別作品「白河夜船」で思い出した友人と同じだった。どうやらこの人の本…

アウトプットが追いつかない。動ける言葉を探すための読書。

あれもしたい、これもしたいと日々動きまくってるせいで、本の感想が間に合わずレビュー待ちの本が2桁になってしまった。 宿題化して焦る やる気が落ちる 後回しにして別のことをやる 気がつけば上記をずっとループしている。これはバグだ。思考バグを一掃…

新たな試みに情緒不安定はつきもの【創作の先輩方を観察する】

最近は色々と新しい試みをしている。1月はZINE(ぽいもの)をつくり、2月はブログのロゴをつくった。 新しいことをするとやっぱり当たり前に不安定になる。今まで出来てたことができなくて泣きたくなったり、全部が無駄に感じたり。誰かに弱音を吐きたくな…

ブログのロゴができて、そして動きはじめる歯車

ブログのロゴ、できたー! トップ画面の設定などは日を改めて… 満足度はまあ、うん、60点くらい。リアルな数字。後で詳しく振り返るけど、なんか今回はあまり迷いがなくてそこは嬉しかった。 それはそうと、なんか動き始めた音がする。わたしが日々書きため…

ブログのロゴをつくるため、作成プランを組み立てる

わたしはロゴをつくります。とここに宣言することで、強制力を高めるための記事。そうです、1月にやったやつの第2弾です。2月もなにかやろうと思いながらもう終盤。前回は頓挫しかけてひいひい言いながらも、つくり終わった後に成果物が残る快感と、山登…

自分専用「ふっかつのじゅもん」ー俺の歯の話(バレリア・ルイセリ著)レビュー

何が起きても、自ら復活できるのがこの男。世界が、他人が、どんな状況で何が起きようとも。この人間は自分で自分に意味を持ち、立ち上がれる。わたしは誰がなんと言おうと、この物語と、この生き様が、好きだ。 俺の歯の話 作者:バレリア・ルイセリ 白水社 …

本じゃなくて文が好きなだけなんじゃないか説(並行読みがとまらない)

めくるめく、めまぐるしき日々よ。(言いたかっただけ) 並行読みしすぎて、訳が分からなくなっている。 今読んでいるのは 本じゃなくて文が好きなだけなんじゃないか説 ブログサービスさまよい読みもまた楽し はてなのいいとこ"引用スター" とにかく、誰か…

わたしの話は、長い。「悪文」を読んでテコ入れ中

昨年末あたりからどうもブログの文章が長くなりがちで、平気で3000~4000文字になってしまっていた。中身が充実していればそれでも全然いいと思うのだけど、わたしにその技量は今のところない。 自分のブログの適正文章量は「1500~2000文字」くらいと考えて…

読書好き、うつる。ー目指すは古本屋のような家?

次から次へと本を買ってくるわたしに「要らない本は処分しなさい!」と言い続けてきた家族が、読書にハマりました。人が何かに夢中になっていく姿を見るのは楽しいものです。過程を綴っておきます。 きっかけはカート・ヴォネガット 猫のゆりかごの訳わから…

思考バグと自戒の書

またやってしまったやったほうがいいことをしてしまったやりたいことと やったほうがいいことの違いがまだちゃんと見分けられなくて 不毛な時を過ごす ・ やったほうがいいことは、そう自分に言い聞かせる時点でやりたいことではない。少し考えればわかるこ…

自分の感情に仕事を与えるー読書「じつは、わたくしこういうものです」からの展開

今日の記事は、読書後に湧き出てきた空想をもとに、自分の頭の中にある構想を深堀りしてみようという試み。「じつは、わたくしこういうものです」という本を読んでから空想が楽しくてとまらず、妄想レベルになってきたためやってみる。 先に中身をいうと、「…

空想ひろがる"架空の仕事人"インタビュー集「じつは、わたくしこういうものです」レビュー

最近は、自分の新たな一面づくりに精を出す日々です。(昨年末にブログ書いてたらそんな気持ちになったんです。)この一面を前に出していきたいから、そうするとこれはやったほうがいいな。逆に今までやってたあれは不要だから、習慣から外そう。とか組み合…

感情が理解を追い越していくー「最高の任務(乗代雄介著)」を読んで

乗代雄介著「最高の任務」を読んだ感情を話していく。 誤字ではない。今日書くのは「感想」に満たない「感情」となる。 終盤にかけて涙が止まらなくなり、嗚咽しながらなんとか読み終えた。帰ってきた家族のどん引きした顔。時間をおいて読み直しても変わら…

前に進みたいがために書き出す、進めないことを確認する作業-生き方の問題(乗代雄介著)感想

乗代雄介著「最高の任務」を読み終えた。2つの中編からなる本で、今日は1つ目の「生き方の問題」について話をしていく。 最高の任務 (講談社文庫) 作者:乗代雄介 講談社 Amazon 過去には「十七八より」、「本物の読書家」を読み、それぞれにうまく言葉にで…

つくる醍醐味ぜんぶのせ展覧会。ggg「Daijiro Ohara HAND BOOK」展に行ってきた。

1月末までギンザグラフィックギャラリー(ggg)でやっていた「Daijiro Ohara HAND BOOK」展に行ってきた。 最終日ギリギリに滑り込んだ デザイナーの大原大次郎をちゃんと認識したのはこの展覧会だった(不勉強)。でもつくっているものはたくさん知っていた…

人は書いたら編みたくなるらしい。(はじめてのZINE・完)

はじめてのZINEが完成した。 手前が試作、奥が完成版のつもり なんどやってもバランスが取れない表紙(もー悔しいから載せない)、校正まで気が回らずあやしい日本語、など足りないものはまだまだあるけど……楽しかった! ブログで日頃つらつらと書いているこ…