2024-11-01から1ヶ月間の記事一覧
本が欲しいと思ったら古本屋に直行するくらい古本が好きですが、最近は今の本が読みたい気持ちが高まっています。 話題の本をリアルタイムで読むことの面白さ、世の中との一体感を感じて、心強さとともに変わる気持ちがありました。今日はその辺の話をしてい…
秋~春にかけては湯船につかりながら本を読むのですが、何度も読み返しているのが「山とそば」です。猫村さんで知られるほしよりこが描く旅の絵日記は、自然体で気取ってなくて、こんな旅がしてみたいなあ〜と読むたびに憧れるのでした。 この漠然とした「い…
ある週末、森薫・入江亜季展に行ってきました。同じ冊子に連載する漫画家二人による作画、創作風景などがふんだんに盛り込まれた展示でした。 前日になんというか…「焦る2人飲み」があって。その子はすごく活動的で、しかも努力が実を結んでて眩しくてちゃ…
昨日の本のレビュー、珍しくいろんな人に読んでほしい!と思って頑張って書いたんです。本の内容を示しつつネタバレしないように、かつ読んで感じた私の気持ちが伝わるように注意して…そしたらめちゃくちゃ疲れたー。 今日はオフトーク気味に、感想をまとめ…
冬になりかけの今、空を見上げて白い息を吐いてみる。来年もきっとこうして、この本を思い出すんだろう。 すべての、白いものたちの (河出文庫) 作者:ハン・ガン 河出書房新社 Amazon 2024年ノーベル文学賞を受賞したハン・ガン(韓江)の「すべての、白いも…
最近いい感じに自己コントロールできてるかなと思ってたら、やっぱり出てきましたよ~自意識。いつまで私の活動を邪魔する気だ!首根っこつかんでお帰り頂きたいけど、あなたもまた私です。とりあえず話を聞いてみましょう。 そして一緒に読んだ「放っておく…
推しの子が完結したと聞きつけて、買ってきましたヤングジャンプ。ネタバレするので、気になる方は読んでからどうぞです。 コンビニ3軒はしごした 165話の時点で私の中ではクライマックスを迎えていたものの、読んで…うん、良かったのかな。アイドルの胆力…
ハン・ガン著「すべての、白いものたちの」を読んでいる。 知っているのはノーベル文学賞を受賞した人ということだけで、それ以外は何にも知らない。不勉強を反省しつつ…あえて調べずまっさらの気持ちで読んでいる。 すべての、白いものたちの (河出文庫) 作…
「金魚の夢」を読んだ。この本の変わっているところは、向田邦子「著」じゃなくて「原作」というところ。ドラマの放送台本を別の人が小説化したものだった。文章の違いなど細かなことは分からないけど、視点や展開など、物語の中に向田邦子成分はたっぷりと…
「いやいやながら医者にされ」を読んだ。先日の神田古本まつりのときに買ったもので、完全にタイトルに惹かれて手に取った。語呂がよくて、なんか口にしたくなる。 いやいやながら医者にされ (岩波文庫 赤 512-5) 作者:モリエール 岩波書店 Amazon 約400年前…
星野智幸著「ひとでなし」を読んだ。北海道新聞、中日新聞、東京新聞、西日本新聞、神戸新聞に、2022年8月~2024年7月まで連載していたもの。連載していたことは知らず、書店の平積みで帯のコピー、目次、初めの1ページと読んだら主人公の人生が気になり、す…
今日は小林賢太郎戯曲集(椿 鯨 雀)の話をしていく。この本はラーメンズ(小林賢太郎・片桐仁)が2001〜2002年にかけて劇場で上演した作品台本を文章化したもの。お笑いの人、コントの人、演劇の人、どれとも言えない独自の世界を表現している人たちだよな…
ここ数日、いろんな人といろんな場所に行ってきた。たくさんものを見て、言葉をやりとりして、イメージを受け取った。それらを書いてまとめたいと思いつつ、これは書かなくていいという結論に至ったので、その経緯を話してみようと思う。 受け取ったイメージ…