BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

議論できる友情ートルストイ著「光あるうちに光の中を歩め」レビュー

レフ・二コラエヴィッチ・トルストイ著「光あるうち光の中を歩め」を読んだので、感想を話していく。 光あるうちに光の中を歩め (岩波文庫 赤 619-4) 作者:トルストイ,L.N. 岩波書店 Amazon あらすじ 一番に感じたのはもどかしさ 議論できる友情 2人共通の問…

旅団過去編を読んで、ヨークシン編が沁みる「HUNTER×HUNTER 38巻」レビュー

富樫義博著「ハンター×ハンター38巻」を読んだ。暗黒大陸に向かう船中、さまざまな抗争に巻き込まれるクラピカ達…の周囲に焦点が当たっているのが38巻だった。思うまま感想を書いていく。 HUNTER×HUNTER モノクロ版 38 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:冨…

短くて的確な文章を書く方法(記者ハンドブックを読んで)

わたしのブログは大体いつも2000〜2500文字くらいなんだけど、800〜1000文字くらいにしたいと思っている。というのも、毎回A5の紙にレイアウトして一緒に載せたいと考えていて、収まる文字数がそのくらいなのだ。 短くて的確な文章といえばやっぱり新聞記事…

行動と内省の一体化…「独り思う(独白)」1章感想

読者の中には「またこの話か…」と思う方もいるかもしれないけど、わたしにとってこの本をまとめることは今後に必要な作業なので続けていく。何回かに一回、という感じにはするので見守っていてほしい。 独白(シュライエルマッハー) (岩波文庫 青 628-2) 作者…

2人の関係の続柄はなんになる?−いくえみ綾「1日2回」レビュー

いくえみ綾「1日2回」を再読しました。39歳の幼馴染2人、結婚したものの訳あっていまはフリー。1日2回、ふと頭をかすめるのは、恋人でも家族でもないお互いのこと…この空気感がなんともいえず好きで、たまに読み返してます。 1日2回 1 (マーガレットコミック…

好きな小説がわからない(絶賛、再構築中)

先日、はてなブログのお題で「好きな小説」というのがあって、読書ブログをやってるんだから是非とも乗っかろう~!と思っていたんだけど、何も浮かばなかった。 というか…最近小説読んでなくない?と思い調べたら5月から3冊しか読んでいなかった。 いや、…

【紙博2024東京】初参加レポ〜紙ものに埋もれ、高まる創造性〜

紙が好きです。ただの紙も、本もノートもふせんもなんでも。紙に思いっきり浸れる場所を探して、「紙博in東京2024」に行ってきました! 初参加の不安もどこへやら、大満足して帰ってきました。今日は買ったものや思ったことなど、気ままにレポしていきます~…

本の感想がまとまらない④満たされちゃって書けないときは、読んでまた書く。

先日読んだ内省と自己形成に関する本「独り思う(独白)」に心底満たされてしまい、惚けている。ブログにまとめることもできず他の本にも手がつかない。これからだっていうのにまったく…! この本、わたしの悩みをことごとく無効化して激励までしてくれる内…

横浜本屋巡り~伊勢佐木モール7店との出会いを楽しむ~

先日、家族が休日出勤で午前中だけ横浜に行くというのでついていった。ずっと、新聞博物館と新しくできたロープウェイを体験してみたかった。 結論からいうと、新聞博物館は寝坊していけなかったし、ロープウェイは景色がよかったものの5分という短さでちょ…

求めていた本「浪漫主義」に出会うーシュライエルマッハー「独り思う」を読んで

いつか、自分の好きなジャンルの話が好みの文体で書かれていたらいいなあ…と夢みていたら、ついに出会えた。シュライエルマッハー「独り思う(独白)」だ。 私が読んだのはかなり昔の本で、今は岩波文庫から出ている 独白(シュライエルマッハー) (岩波文庫 …

服と自分…価値観の再考「1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話」を読んで

こないだブックカフェに行った時、普段読まないようなものに接してみようと、昼田祥子著「1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話」を読んでみた。 1000枚の服を捨てたら、人生がすごい勢いで動き出した話 作者:昼田 祥子 講談社 Amazon mi-m…