読書ブログが1周年になったので、今までの振り返りやこれからについて書く1週間を送っている。
前回は読んだ本の割合やアクセス数など、数字で振り返ってみた。今回は、レビューブログを運営するなかで感じた心境の変化や、これから意識したいことを思うままに書いてみる。
先に結論からいうと、「読書ブログをやることで好きなものを思い出し、思うだけでなく行動もできるようになった。2年目は、上がった行動力の振り分けと体調管理に力を入れていく!」ということになった。
順を追って説明していこう。
1年目を振り返ると…読書レビューブログは副次効果がたくさんあった
もう何度も話してるけど、この読書ブログ「BOOKS:LIMELIGHT」のきっかけは転職したことにある。長い長い通勤時間でまた本を読むようになり、せっかくなら感じたことや考えたことを書き留めたいという思いから開設した。
本を読んで感想を書くサイクルを1年ひたすら繰り返していると、知らぬ間に副次効果がたくさん現れていた。
①好きなものを思い出した
子供の頃から好きなものにはどっぷりと浸かるほうだった。しかし、社会に出てからは一つ、また一つと手放していたように思う。
1年かけて思い出した好きなものは感覚的なものが多くて、伝えるのが難しい。でも、確かに思い出しているし、なんなら小さな頃から変わっていないんだと思う。
今の自分としても、なんとか言葉にしてみよう。うまくいかなくても、来年もっと書けるようになった自分が汲み取ってくれるはず。
- フィクション
わたしは現実世界に確かに生きているんだけど、いつもどこかここにいない感じがある。じゃあどこにいるのか?物語の世界だと思う。
小説や戯曲を読むと、これぞわたしがいるはずの世界、と思うことがある。
でも、嘘なのが好きだ。歪んだ美しさのある世界、おぞましい世界、なんのことない日常の世界。人が想像して、「こうだったら」のエッセンスが入ったフィクションの世界。
わたしはこの世界にいると息がしやすくて、なんだか明日を感じやすい。
- 人間
ブログを読み返してると、わたしは登場人物たちに深く入り込むことが多いなと思う。これではいけないなと思いつつ、それでもやめられないのは、わたしが実は人間が大好きだからなんじゃないかと思っている。
昔すごくショックなことがあったわけでもないけど。いつからか、人になんの期待もしないし特別な感情も別に湧かなくなった。
鈍くなってんのかなあ、と思ってたんだけど、全然違うね!どこかで「うまくやらないと」のフィルターがあるから、怖くて踏み込めないんだ。
その点読書ならば、思う存分没入できる。幽霊みたいに、近くにいるけど何も喋れないのが残念ではあるけど。
- つくること
何かをつくってる人が好きだし、その人が書いてるエッセイとか、創作ノートを読むのが好きだ。考えてみれば、小説だって創作の一つだし。
自分の見えているもの、感じていることを、文章に、物語に、絵に、造形物にする。それってなぜなのか。いろんな考えができそうなので、いまは結論を出したくない。
でも、ここに尊さがあると思うし、豊かさを感じている自分がいる。これからもたくさんの作品に接することで、自分なりの答えというか…感覚を得たいと思っている。
②もっと知りたくなって、やりたくなった「文字組み・レイアウト」
思い出した"好き"のなかには、具体的なものもある。自分で書いた文章をZINEにしてみたときのこと。同じことが書いてあるのに、写真の配置や文章の見せ方で全然伝わるものが違うことに、心が動いた。
その後、デザインの本や雑誌を読んだりして、ブログのロゴをつくったり、ブログの見た目を変えてみたり。
やってみると、もうなに?!めちゃくちゃ面白い。正直全く大したことないんだけど、今までのわたしにしてみたらものすごい一歩を踏み出しまくっていた。
何となく興味があったことを、少しずつつなげて発展させていくと、行動になって現れてくることを実感した。わたしが1年目で得たいちばんの収穫は、この「行動力」だと思っている。
③行動力が多方面に爆上がり
芽生えた行動力は止まらない。
フリーペーパーを作るボランティア(世界は広い。そんなボランティアもあるのだ)をみつけてちょこちょこ手伝ってみたり、お店をやっている知り合いが作ってる冊子を作らせてもらったり。今年に入ってからはそんなことをわちゃわちゃやっていた。元々フリーペーパーとかも大好きだから、もー、これが楽しくて。体はしんどいんだけど動けちゃう。
好きなことを追求するために動いてみたり、人に話してみたりすることで、こんなにも世界が変わっていくことを知った。
上がった行動力をどこに振り分けるかが今後の見どころ
思いがけず高まった行動力だけど…コントロールがむちゃくちゃ難しい。暴発させず、どの向きで使っていくか。ここが1番大切で、今後のこのブログの見どころでもあると思う。
作品を楽しむのはこれまで通り、それにプラスしてやりたいことに応じて読書を進める。読む本の分野や質も変わってくるだろう。現時点でどうなるか全くわからない。すごく楽しみでもあり、ちょっと恐ろしくもある。
懸念事項は…健康!
いまわたしがいちばん恐れていることが、体調不良だ。せっかくの楽しいサイクルが具合の悪さで全部なぎ倒されてしまう。
わたしも、もう30代後半だ。精神が豊かになっていく一方で、確実に体力がなくなってきた。昨年は大きく体調を崩して1ヶ月近く声が出せなくなったり、風邪も何度か引いてしまった。
体調を崩すとリカバリに時間がかかるうえ、完全には戻らない(体力のMAX値が削れる)感じがしている。体調不良は未然に防ぐのが重要ということだ。本当に気をつけたい。自己管理系の本も読もうかな。
2年目は…行動力の振り分けと、体調管理に気をつける
つらつらと書いてみて、2年目にやりたいことがみえてきた。
- これまで通り、誰かの創作物をいろんな方法で味わって、感じたことをまとめる
- 読書を通じてやりたくなったことは、方向に注意して思う存分やる
- 体調を崩さないような生活の仕組みをつくる
ブログを書いたり行動したりしても健康を損なうことがないように、生活をカスタマイズすればいい。やりたいことをやるために、やれることはまだまだたくさんある。やろう!面白くなってきた。