ダンジョン飯の感想、話し足りないのでおかわり3杯目。ネタバレあり。
今日も読み返してたのだけど、登場人物それぞれの個性が、良い点も悪い点もお互いに補い合って、見事に調和していくのが心地いい。
わたしには、矛盾する自分の感情同士の対立に振り回されてしまうのが長年の課題としてある。「自分自身と調和する」という目標に向かって、こうして日々書いて書いて考えている訳だけど…ダンジョン飯のラストを見ていると、これぞわたしが願う精神世界だと感じる。自分の人生のラストもこうでありたいなあ。
そして、どうもやっぱり登場人物が全部自分の中にいるような気がしている。強弱はあるにしろ。
登場人物の人物特性
それぞれの人物特性を、思いつくままま箇条書きにしてみる。
- ライオス【好奇心】
好きなものを好きだと思い続ける力、対象をフラットに見られるところ - マルシル【理想】
知識欲、こうありたいと願う力 - センシ【探究心】
使命を定め、一途にやり続ける力 - チルチャック【経験】
常識的、現実的に考える力 - イヅツミ【野生味】
自然体な気持ち、生理的欲求 - ファリン
慈愛 感覚 何かを美しいと思う心 - シスル
過去への執着 過去を大切に思う心 - ミスルン 失意 再生
- カブルー 観察 調整
【】の中は、翼獅子からの評価を記した(12巻P.88より、イヅツミだけとってつけたようなの笑う…)
自分の中にいるのはだれだ、足りないのは誰だ
わたしの中に強めに出ている特性はセンシ、ライオス、ミスルン。
ミスルンほどの喪失感などあるわけないけど、日々それなりに失意を感じながら生きている。
最近はあんまりそういうことを注視しないようにして方向転換。ライオスよろしく好奇心のままに興味のあるものに触れていく。センシ的なアプローチはこのブログがそうで、いろんな興味について調べたものについてここで探求するイメージ。
ミスルン→ライオス→センシをじんぐり回る感じでここ一年やってきている。まさにセンシが言うところの「野菜くずの人生」という感じ。
これから大切にしたい特性はマルシル、ファリン。
とはいえ、なんかこう…ずっとわちゃわちゃ駆け回ってるだけで、積み上がってない感じがしている。マルシルのように知識を得ようとした方がいいかも、でもそのぶんちょっと頭でっかちになってしまうんだろうか。
最終的になりたいのは…ファリンなのかもしれない。というか、足元の幸せをちゃんとみたら、いますぐでもファリンになれそうな気がするのに、なかなかそれができないでいる。
いつもあることを忘れないようにしたいのは、シスル、イヅツミ。
生理的に「思わず思ってしまうもの」に蓋をしたくないし、過去に囚われる自分が「いるな」ということは忘れずに持っておきたい。どちらもなくなることはないので、認識しておくことが大切のように感じる。
チルチャック、カブルーは課題点か
こうやって書き出して分かったのだけど…わたしの行動する歯車の噛み合わせが今ひとつなのは、チルチャックとカブルーの特性を軽んじているからなのかもしれない。
放っておくといつまでも空想の世界に浸ってしまうので、チルチャックの現実を見るところとか、カブルーの状況判断、調整していく力も大切にしなければ。論理的思考からは逃げられないということか。
翼獅子の振舞いを自分にも取り込みたい
登場人物と自分の性格を照らし合わせてみたものの、さてどうするか。そこで重要なのが翼獅子のアシストなんだよなあ。
自分たちの力を信じろ
私と共に地上に出よう久井諒子「ダンジョン飯(P88)」より引用
誘導していたとはいえ、翼獅子のいうことには励まされる所が多かった。やりたいことに対して、すごくいいアシストなんだよ。悪魔だから敵なんだろうけど、どことなく「翼獅子もつらいよ」感が漂っていて、わたしは結構好意的だった。なんでもできちゃう人ってこんな気分なんだろうか?
まだちゃんと振り返ってないんだけど、ライオスとの対峙の部分、あそこににじみ出る翼獅子の思いをくみ取りながら、翼獅子がダンジョン主をアシストするような気持ちも自分の中に組み込みたい。
自分の全部を丸ごと抱きしめるために
ただ生活しているだけでも、生きてるといろんな気分になる。その時々で出てくる性格もちょっとずつ違う。
ダンジョン飯に出てくる全員の特性が、少なからず自分にも備わっていると感じる。擬人化されてるみたいな感じ。
全員抱きしめて、助け合って調和していきたい。それには何が必要か…やっぱり究極は「バランスの取れた食事」「生活リズムの見直し」「適切な運動」なのかな?そこに行き着くところがまた、すごく好きな部分だったりする。
いくらでも話せそうだーー
それにしても何でも自分ごとに考える自分が怖い、自我が強すぎるんかな…
(1杯目)
(2杯目)