先日、イラストレーター・春日井さゆりさんの個展をたまたま見かけてじっくり味わうことができました。
思い出深い本の表紙絵が大きく飾られていたので、見た時は本当に驚いたなあ。今日は出会いの瞬間を、物語風(?)に紹介してみます。
ある休みの日、知り合いの手伝いをしに三軒茶屋に行った。
いまだにこの土地の楽しみ方がわからない。何となく居心地の悪い思いをしながらも、昼休みは来る。
天気がとてもよかったので、ランチは簡単にサンドイッチですませて散歩に繰り出す。久しぶりに「トワイライライト」にいこう!そう閃いて、しばし歩いてお店に入った。
いつもながらにおしゃれな本屋だ。
哲学、海外文学、アート…感度高めの本が並ぶ。多少の興味が湧くも、今日の私の手はどうにも伸びなかった。
そろそろ休憩が終わるなあ…と出口に向かうと、イラストの展示が目に入った。覗いてみると、そこにあったのは見覚えのある絵だった。

見た途端、ギュ…と胸が詰まるような思いがする。なんだっけ…心を落ち着けて見返すと、これは去年の今頃に読んだ「最高の任務」の装画じゃないか。
途端に、大人になりかけの少女が亡き叔母を想うあの気持ちがよみがえり、時間を忘れ立ちすくんでしまったのだった…
はは、どうでした?出会いのびっくり切ない感じが伝わっていたら嬉しいです。
というわけで、購入したポストカードを紹介させていただきます。

ああ、美しい。作品名を控えるのを忘れてしまい残念。どのイラストにも、少し乾いたような、切ないやさしさを感じるところが好きです。
ポストカードになっていなくて、すごく素敵だったのがこの作品。

題名は「セルフケア」。自分を模したセーターに大きな穴が空いていて、それをつぎはぎで縫っている。とりあえずで繋いであって、まだまだ穴が大きいのがいい。じんわり暖かな気持ちが湧いてくる絵だなあ。
手伝いは休憩とりすぎるわ、謎に尻もちつくわで役に立たなすぎたけど(すみません!次回はしっかり!)、 思いがけずよい空間に出会えました。
この流れで「最高の任務」を読みたいけれど、心が成長するのをもう少し待った方がいいと思うので、いまは我慢しておきます。

