BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

旅団過去編を読んで、ヨークシン編が沁みる「HUNTER×HUNTER 38巻」レビュー

富樫義博著「ハンター×ハンター38巻」を読んだ。暗黒大陸に向かう船中、さまざまな抗争に巻き込まれるクラピカ達…の周囲に焦点が当たっているのが38巻だった。思うまま感想を書いていく。

(ゴンが表紙だけど1コマも出てこないのがポイント)

王位継承戦×マフィア抗争×幻影旅団

王位継承戦は、カキン王国のトップの座を争う14人の王子の話。今回はそこまで動きはなかったかな?第4王子の念能力の展開が気になっているところ…

マフィア抗争のほうは3つの組が入り混じっててもう訳がわからない。
シュウ=ウ、エイ=イ、シャア=ア、この3派閥がいつまで経っても覚えられない…という話を家族にしたら、このマンガの出版社「集英社」からきていると聞いてほんとだーー!と一発で覚えた。

X見なくなってからこういうのがほんと多くて…そろそろ日頃の情報収集を頑張りたい。

旅団過去編を読んで、ヨークシン編が沁みる

38巻の最大の見せ場は「旅団過去編」で、幻影旅団の成り立ちが語られていた。クロロの幼少期は可愛らしいけどもう頭角を表してる感じだったし、みんなの温かな友情をを見るのは幸せだった…
このまま旅団劇場を見ていたかったな…

その後、無性にアニメが見たくなってヨークシン編のオークションのところを一通り見た。もう、一人ひとりの言動が沁みてしょうがない。
「仲間のための優しさを、なぜ普通の人に向けられないのか」とゴンが言った時の刺さり方も半端ない。
ウボォーもパクも…クモの絆、クロロとの絆が固くて、でもそれは世間で言う悪になってて、分からなくなる。

「諦めと怒りが原動力」という結成当時の気持ちは確実に変わってきている。今後の展開でも変わっていくだろう。振り返って何もかもが虚しくなってしまうようなみんなであってほしくないなと考えてしまう。

ヒンリギ×ノブナガに芽生える友情

一方で、38巻はヒンリギ回と言ってもいいくらい、よく登場していた気がする。ヒンリギはシュウ=ウの若頭で、今のところまだ掴みどころがない印象。流れで旅団のノブナガと同行した時の様子が好きだった。

旅団はシャア=アと組んでいるから実質敵同士という感じなんだけど、ヒンリギの言動にノブナガが敵味方関係なく気に入っちゃうのがいい。

ノブナガは昔ゴンに対してそうだったように、敵味方関係なくいいなと思った人を自分に引きつけようとするのが好きだなー、いいやつ!他の団員には呆れられてるけど。

ふとした判断を見た時に、「あ、この人と合うな〜」みたいなのってあるよな。こういうフィーリングは私も大切にしたい。

次巻は全体に動きがありそうな予感。のんびり待つ!

38巻は王位継承戦×マフィア抗争×幻影旅団のわちゃわちゃした現状を説明する感じだった(最近ずっとそうか)。そんななかでも旅団の過去編があったりして読み応えがあった。次巻は大きな動きがありそうな予感がする。

毎巻いろんな人の思惑が見れて面白いな〜、それに比例して文字数もどんどん増えてる感じがする。笑 39巻も、のんびり楽しみに待ちます!

【今日のレイアウト】内容まとめ

ブログ内容をまとめて紙ベースにまとめる、という試みをしています。今日はシンプルにつくってみた。意外とこのくらいのほうが内容がすんなり入っていいかもしれない。
時間がある時に、今巻の重要アイテム「ビデオテープ」のモチーフを使ったタイトルをつくりたい。