家族に何度もおすすめされていた「Thisコミュニケーション」。なんですぐ読まなかったんだ~~~~って転がるくらい面白いです。サイコホラー?サイコアクションダークファンタジー?なんなんでしょうこの作品。どうなるんでしょうこれからの展開。
わたしはまだ3巻までしか読んでいませんが、ざっくりとしたあらすじをお話しします。
舞台は日本(長野県松本市)。イペリットという凶暴なナマコ状の生物が出現したことで、人間は排除され世界は滅亡に向かっている。
主人公のデウルハは元軍人で、望みは毎日3食ごはんを食べること。死にかけていたところを救われたものの、目覚めた場所は供された子供を"死なない戦士”に変えて、生き延びる策を研究する施設だった。
不死の戦士となった子供は6人。人間離れした高い戦闘力を持つが、独りよがり、人任せ、無関心など、それぞれに未熟で感情のコントロールもままならない。研究者は制御できず持て余していた。
そこで、主人公は安定した食料供給を引き換えに、このメンバーのまとめ役を引き受ける。
ここまで読むと、生き延びるために主人公が子供たちと協力してイペリットを倒し、平和を目指すように思いますよね。…いや、大筋ではそういうことになるのかな…?
このマンガがただでは済まないところは、主人公の人格です。
死なない戦士といっても、ノーダメージというわけではなく。人間同様に重傷を追ったら死んでしまいます。しかしまた生き返るわけです。この時の制約が大まかに2つあります。
- 約8時間たたないと復活しない。
- 死ぬ前の1時間の記憶を失ってしまう。
主人公は恐ろしいことに、2つ目の特徴を「たとえ何かあったとしても、死んだら1時間分忘れてくれる」と受け取ります。そして思う通りに6人をコントロールできなくなったり、都合が悪くなると…ね。やばいやつですよね。
死なない戦士、といっても見た目も心も人間で、血だって出る。そこまで非道になれるのは元軍人だから?いやいや軍人と言えど、そこまで倫理に反した方向に考えられるはずがないと思う。そしたら本人がサイコパスだから…?この辺がまだまだ分かりません!
「これがコミュニケーションだ!(This)」と思って突き進む主人公が主軸になるのか、「いや、間違っているコミュニケーション方法だ!(Dis)」と物語の中で気付いていく話なのか。
わたしはもう、気になって仕方がないので、全巻集めることにしました。帰りに本屋に何件か寄ったんだけど、どこも置いてないのほんと悔しい。あった!と思ったら最新刊だけとか…もだえつつも絶対見つけます。ちなみにもうぎりぎりですが、8月17日までゼブラックのアプリで1~3巻が無料で読めるので、(もう終わっちゃいましたが、一巻の途中までは読めます!)興味のある方は是非一緒にぞわぞわしましょう~!