先日友人に本を貸した。そしたら「よつばと!」16巻を貸してくれたので読んだ。
全然読んでいない人にいきなり16巻を貸すのはどうかと思うけど、読むほうも読むほうだよなあ。
友人はなぜこのタイミングでこの本を貸したのか?そんな裏はないんだよな〜。そういう人なんだ、あの人は。
今日はこういう雰囲気で書いていく。作品自体の感想というよりは、読むとこういう気持ちになりますよ、という共有。
よつばと!16巻の中身
もうすぐ6歳の主人公「よつば」と、
- クリスマスツリーを飾る
- お店屋さんごっこをする
- 高尾山に登る(やんだとよつばの関係が好きだ)
- 趣味を探す
- 鉄棒をする
なんてことない日常に「よつば」が入ることでどうなるのか。いや、特別なことなんて起きない。でもなんか、ある。言葉にしたら途端につまんなくなる、空気感みたいなもの。
この本の良さが分かる=日常が不足している
友人には、10年以上前の学生の頃にもこの本を勧めてもらったことがある。「あずまんが大王」も、「はちみつとクローバー」も。全部、少し読んでハマらず終わっていた。
あの時は「ハマんなかったわあ〜」だけで終わっていた感情に今なら気づける。私はあの時、おんなじふうに日常を過ごしていたから必要なかったのだ。すでに日々味わっているものを、作品を通じて味わう必要はない。
今の私にこの本の良さが分かってきたのは、日常が不足しはじめたからだ、多分。
「日常不足」を補う…と思いきや。そのままでいい
何かに向かって走っている時、日常パートは疎かになる。ご飯も用事もさっさと済ませて集中、これもまた青春。何歳になっても、やろうとすればできちゃうことが嬉しい。
それを大切にしている間、家族・親族、友人には会えない。たとえ会っていても私はそこにいない。なんというか、本体がいない感じ。
メリハリ、なんだろうな。「よつばと!」の登場人物たちは実にそのバランスがいい。緩急ついている感じがする。仕事が終わってからの、ひととき。放課後の、ひととき。休日の、ひととき。
やることやりつつ、時にはやることやらずに「よつばと」過ごす。いやもうこれ、そのままでいーってことじゃん!と思考が一回転して戻ってきた。最近小難しく考えすぎだな~、そんなことにも気がつく。
「あなたと!」「わたしと!」そこにフォーカス
この作品を、「何これ?何にも起きないじゃん。」という人は、日常を存分に楽しんでいるということ。沁みてきたら、日常パート不足のお知らせかもしれない。
しかし、日常不足は補う必要なんかなく、そのままでいい。そこにあるから。それが今日の結論ということになった。
ただ、視点を変えようとは思う。不足している感じを見るのではなくて、「あなたと!」過ごしているんだということにフォーカス。多分これだけで、よつばと!の世界に近づく。戻れる。
「あなたと!」「わたしと!」過ごすってことを考えると、急に愛しくなる…?かも。ちょっと照れくさいけど、こういうことを書いている間に夕食後の穏やかな日常を過ごしてこようかな。それでは、また。
(おまけ)「残るのは記憶か、想い出か。」
最後にブックカバーを外し、意味深な帯を読む。記憶と想い出、違いは何か?いまいちまだ、ピンとこない。ぼーっと考えていたら、寄り道途中の電車内に広告が(これほんとなんですよ、すごい。この偶然から記事となったのです)。

