読書日記をつけ始めて3週間経ちました。平日に記録を書いて、その中から選んだ本を土日に深掘りする予定だったんだけど、土日は土日で書きたいことがあったりします。どうしたものか…まあ、やりながら考えましょう。
それでは1月19〜21日の読書記録を書いていきます。
1.19(日)いくえみ綾「私・空・あなた・私」
本の整理をしていて、そういや読んでなかったな~と全4巻読了した。
一人の男に関係する複雑な家庭の話。たくさんの家族を捨てた男自体は、そんなに出てこない。
読むうちに「あの人に出会わなければ、こんな未来はなかったのだ」という人に会ってしまう怖さを考えてしまう。いや、出会いには多かれ少なかれそういう側面があるのだけど。すごく一方的な存在なのに、受け入れてしまう魅力があるんだろうと思うとちょっと怖い。
天涯孤独をなんとか免れた主人公は中学生なのだけど、妙なしたたかさがあって…でも、そうでもしないとぺしゃんこになってしまうのだ。子供が子供らしくあるために、彼女の行動を否定してはいけないような気がした。
1.20(月)〜21(火)山下和美「数寄です!」
「天才柳沢教授の生活」を書いた人のエッセイ漫画。一念発起して数寄屋造りの家を建てようと奔走する姿が収められている。まだ読み途中なんだけど、笑いと興味深さと切なさと、いろんな気持ちになってもう、「好きです!」。
きっかけとなった建築者の男性も若いのに年寄りにみえたり、個性的で面白い。かつての日本人が大切にしてきた「和」とはなんなのか、侘び寂びってなんなのか、そういうことも知れるのだと思う。
とりあえず今私がしっかり理解したことは、「数寄者」は「すきしゃ」と読むことくらい。全3巻、読み切ったらレビューしたいな。
活字を離れて、目線を変える
今週は個人活動充実により集中力がなくなり、通勤中の活字はお休み。お風呂でゆるゆると漫画を楽しんでいる。
いつも本の世界にこもりきりな電車の中、顔を上げて見渡してみる。動画、音楽、ゲーム、本。みな思い思いに過ごしている。人の隙間から見える空、雲の切れ間から光が差して、今日はこんな朝だったのかと気がつく。