あるあるだけど、ちょっと忙しくしてる時って新たな依頼をいただけるものですよね。めっちゃ暇なときにはこない。何かが自分から出ているのかな、空気感とかオーラ?とか。
というわけで今週も日々を駆け抜けていますが、みなさんはどうですか。マラソン中にすれ違いざまアイコンタクトをとるような絆でやっていきましょう。
3月も終わろうとしているなか、今週も読書は控え目です。が、「感覚」、冴えてます。積み本していた「四百字のデッサン」を読んで、自分の樹皮が少しずつ剥がれていくような気持ちです。また、よつばと!を読んであえて日常に戻ったりもしました。その辺りを話していきます。それではどうぞ!
3.24(月)あずまきよひこ「よつばと!16巻」
1〜15巻をすっとばして16巻を読みました。普段こんなことしないんですけどね。昔ハマらなかったので今後も手を出す気はなかったんですが、ふと友達が「読むー?」と聞いてきたので読んでみようかなと。
自分なりに読んだ感想は以下の通り。やっぱり日常は土台なんですよね。でもどこか、日常がなくなるくらい夢中で突っ走ってみたいと相変わらず思っている自分もいます。
あと、よつばってまだ5歳だったみたいです。小学校前=6歳かと思ってた。すみません。
3/25(火)〜野見山曉治「四百字のデッサン」
この本は、気に入っている古本屋で購入したものです。通路の上にあるスペース?不思議なところに刺さっていて、ジャンルも特にわからなくて、「この棚は店主にとってどういう位置付けなんだろう…」と思いながら手に取ったのを覚えています。
まずタイトルがいいですよね。「四百字のデッサン」。文字数縛りのエッセイかと思いきや、美大の名誉教授も務めた「絵を描く人」が原稿用紙(文字)で描いた人々や物事がおさめられています。
よく文章には書いた人の人となりが出ると言いますが、対象の人物の人となりをこうも立体的に、というか四次元的に浮かび上がらせることができるのだろうか…(いや、でもこうしてここにあるしなあ…)なんて思いながら読んでいます。
まさに「デッサン」。視た、感じた対象を、忠実に緻密に素描していく。美しく描いてまとめようとするのではなくて。
この本に、私が大切にしたい何かがあります。慎重に読みます。
忙しいと感覚は鋭くなる
これは人によって違うと思いますが、私の場合は多少忙しくしている時のほうが感度がいい。一つのものからいろんな要素が見えてきます。
暇なときや疲れて休んでいるときは、おそらく無意識にスイッチを切って遮断している気がします。何をしていても「ふーん。」で終わってしまう感じ。(そういう時もとても大事。)
暇な時に今週の本を読まなくてよかったー。自分のコンディションによって、入ってくる内容とイメージは全然違いますからね。昔の自分のレビューも、今の自分の物事への好き嫌いも、いまいち信頼しきれないのはこういう部分からです。
豊かに感じる心を保つためにも、なるべく長く走り続けたいものです。