今週もお疲れさまでした。
いや~~、今週はいろんな作業が峠を越して、やっと人間らしい生活を取り戻した週でした。さすがに疲れた、昨日はたくさん眠りました。
読書としては、久々にぐっさり胸に刺さりましたね、「四百字のデッサン」。そして花見とともに話題のマンガ「本なら売るほど」を読んだので話していきます。昨日までのブログが熱すぎたので、今回はさっくりと話せたらと思います。
先週から引き続き~4/4(金)野見山暁治「四百字のデッサン」再読
日々読んで下さっている方がいるのは分かっており、この話はもうお腹いっぱいなのも分かっております…(すみません!)。久々に胸が熱くなって、昨日激し目に語ったので内容についてはやめておきましょう。
先週読み終わっていたのですが、引き続き電車でずっと読んでいました。一つの本を深く沈み込むように読みたいと以前から思っていたので、それが叶いました。
心に残った部分を手帳に写したり、気に入った話をパソコンで打ってみたり、実際に真似して描写してみたり…自分の中に落とし込もうとしたんですが、このエッセンスは入ってきませんでした。
純粋さが足りないのかな、感性の部分は難しいですね。憧れは強まるばかりです。
児島青「本なら売るほど」
最近話題のこのマンガ、よく書店で平積みされていますよね。偶然ブックオフでわずかに(50円程…)安くなっていたのを見かけて、花見の勢いで買ってみました。
とある古本屋店主の日常と、本にまつわる客のエピソードなどの短編集。
読んでいて、なぜ私はやましい気持ちになるのだろう?謎です。古本屋に対して後ろめたさがあるのだろうか…?いま、その気持ちをまとめているところです。
「自分がやっているこれは、純粋な読書ではない」と思っているところがありまして。それを見透かされているような気持ちになったんだと思うんですけど、じゃあ純粋な読書ってなんだよと。中盤あたりにそれを救ってくれるエピソードもあるにはあるんですが、自分の解ではなさそうなので考え中です。
それにしても、入店した客の顔を見ただけで「買う」「買わない」とジャッジされているかと思うと、古本屋に行くのが怖くなります。私はどっちなんだろう…さんざん見た挙句、全然買わない時もあるからなあ…ピンとこない日ってあるじゃないですか。ねえ。
さあ、来週は何を読もうか?
先週から締め切りに追われ、睡眠を切り詰め、体調は崩さない程度にキープ、そしてしっかり遊ぶ。そんなギリギリアウトな生活を送っていたので、読む本も少なかったです。しかし、味わい深い本に出会えたので満足度は高かったです。変なふうに熱くなっちゃったのは疲れのせいか…?まあ、こんな時もあります。
来週は久しぶりに物語が読みたいな。例えば…
- カート・ヴォネガットが書いた唯一の戯曲「さよならハッピー・バースデイ」
- 家族が好きだという映画「ワンス・アポン・ア・タイム・インハリウッド」を監督自ら再編集して仕上げた物語「その昔、ハリウッドで」
- ボルヘスが誘う架空の図書空間「バベルの図書館」
ああ、どれにしましょう。本棚を前にして、視線が定まりません。今から探すのではなくて、新たな週にまっさらな状態で手に取りましょうか。お互いに、週末はまずゆっくり休みましょう。それでは、また。