BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

本の感想がまとまらない③それが楽しくなるなんて日が来た

本を読んで糧にしようという試みを始めて(そんなコンセプトだったっけ?)だいぶ経ちました。自らの栄養とするにはアウトプットが大切で、人に話したり、感想を書いたりするのもよい方法です。

しかし、感想がまとまらない!これは定期的に起こることで、このブログで話すのも3回目です。1度目は好きな部分が多すぎて、2度目は自分の言いたいことがまとまらなくて、それぞれ悩んでました。

3度目の今日はなんと、まとまんないけど楽しくなってきた!こんな日が来るとは。せっかくなので、ここに至るまでの過程を記しておこうと思います。

"友だちに紹介する”をテーマに、まず1記事書いてみた

この間読み終わった「自転しながら公転する」は、介護、老い、恋愛、仕事…と多方面に悩む主人公の苦悩を描いた小説です。とにかく扱う題材が多いので、それぞれに対して思うことがあって、どうやってわたしの感じた気持ちをまとめたらいいかわからなくなりました。

なので、今回は作品を知らない友だちに、どんな本なのか?見どころを含めていちから紹介することをテーマに、とりあえず1記事レビューしてみました。

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書いた結果、内容の整理はできました。けれども!わたしに突き刺さった部分が!話したりない!!のでまだまだスッキリしない。一体何回やれば気が済むのかは分からないけど、また記事を書くことが決定しました。

好きな文章を全部書き写してみた

次にやったのが、好きな文章/心に残った文章を書き写すこと。一部分だけなら前々からやってたんですが、今回は全部書き出しました。

全部となると、結構なページ数になった

見返してみると、あー。この人の考え方に特に共感してるんだな、とか、さっき出てきた文章とこの文章が対になって、自分に響いたんだ…とかいろんな新しい発見がありました。

意外だったのが、主人公の都よりも、恋人の貫一、友人のそよか、あとは都のお母さんに共感が強かったことです。割と今回は俯瞰して読めたかな?と思ってたんですが、書き写してみるとこの人たちのセリフだったり場面がとても多い。次はそのことを深掘りしたくなりました。

(副次効果)書きとめておくと、いつでもすぐその世界に行ける

これは副次的な効果ですが、手帳に書くことで本を持ち歩いてなくても自分の好きな部分を読める幸せを得ました。これは身体と心にとてもよい!

読み返すと、やっぱり好きな部分なので、鮮明に思い出せます。たったワンフレーズのセリフだったとしても、ぐっ…と心掴まれます。駅のホームでウルっと来たりして少し怪しい人になりながらも、これからもたくさん書いてこ…!と決めました。毎回全部書き写すのでもいいかもしれない。

しかし毎度このくらいブックマークをしてしまうのでノートがすぐになくなりそうだ

文章の書き出しを楽しみつつ、まとめなくては!

好きな文章をノートや手帳などに書き出すと、心に残った部分が整理・区分化されてきます。物語全体で思っていた感想よりも、いいなと思った部分が虫眼鏡で見るようにくっきりと見えるイメージです。

しかもそれを持ち歩けば、外出先に本を持ち歩けなくても、好きな物語の世界にすぐ入っていけます。わたしにとって、このメリットはあまりに大きい!

というわけで、これは習慣化されそうです。来年のほぼ日手帳、デイフリー(日付なしの薄めのやつ)にしちゃったな〜、多分すぐになくなってしまう。何かいい方法がないか考えよう。

あ、はじめにやった本の紹介風にレビューしていくのも、全体をさらう意味では、やっておくといいなと思いました。むしろ、多分普通の人が読みたい本の感想ってこういうものかもな~とも書きながら感じてました。いつも個人的な考えを書きすぎてるので…!

まあ、とりあえず行動するとなんとなく指針ができるものですね。とかいってる間に感想をまとめなきゃな、気持ちが熱いうちに!それではまた、もぐってきます。

↓その後、主人公のお母さんを深堀りしたレビュー

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↓全体のレビュー

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