年末なんで、なんとなく一年の振り返りで自分の過去記事を読むことが増えてます。ブログのトップ画面をスクロールしていくと、真っ先にこの猫が目に入って気になります。(2023年12月現在)
この目、身に覚えがある
目が合いそうで合わない猫をぼんやり眺めていると、既視感。わたし最近、よくこんな感じで目線が遠くにいってるなぁ。
電車の中や、話している最中に、何かをテーマに考え事をしているわけでもなく。一点を凝視して、どこか遠くへ行ってる。そういえば幼い頃よく、「飛んでるよ〜!」「戻っておいで~!」って呼び戻されてたな、母親にも友だちにも。
一点病ともいうらしい
ネットで調べてみたら、「一点病」と呼んで悩んでいる人もいるみたい(病名ではなく、俗称)。でもわたしはこれ、すごくいいことだと思ってるんです。
脳みそはただ生きてるだけでも、無意識下で判断したり分析したりしてものすごい動いてる。一旦視界だけでもオフして、ぼんやり放心する時間って必要な気がするんですよね。
誰かと話してるときに突然はじめてしまったら驚かれちゃうけど(わたしはやっちゃってる時あるけど)、そうじゃなかったらそんなに不便に思うこともないし。
この時間があると"抜け出せる”
それに体感ですが、一点を見つめてぼーっとした後って、そのあと"抜け出せる”ことが多い。煮詰まってた考え、行き詰まってたやることリスト、なんとなく後ろ倒してたつくりたいもの、そういうもやもやした状態から一歩抜けて、次に行くために整えてるんじゃないかと思ってます。
無意識下で脳みそが創造的な時間をとってるのかもしれない。いわば無心で考えてる状態という感じ。
高校卒業したあたりからはあんまりぼーっとしなくなってたんだけど、このところまぁまぁ多くて嬉しい。この調子であちこち飛んじゃって脳を休めて、たまったものを回転させたい。
あと知恵袋調べなので不確かだけど、これって子供と老人に多いらしいですよ。単純に歳をとったのか?そうだとしてもこの時間、わたしは大歓迎です!
「読むので思うネコ」を描いたのは、タダジュンというイラストレーター
ちなみにこの、なんともいえない気になる装画は、タダジュンという人のものでした。
WEBサイトを見てみたら、この絵よりもおどろおどろしいイラストが多くて、そっちもやっぱり惹きつけられる感じ…!
なんというか、鉛筆を指で触るとぼやけるときのような味わいが素敵です。ほかにも装画をやっていたりするみたいなので、いろいろ本を読んでたら、また会える日が来るかもしれません、とかいって締めようとおもったら
アーサー・マッケンの「怪奇クラブ (創元推理文庫)」がそうでした。この著者の装画をいくつか手掛けておられるようですね。うう、いま読んでるのを放っぽって読みたくなっちゃうな…!
あ、すごい脱線しましたけど今日のわたしが言いたかったことは、「読むので思うネコ」のように、明日もまた一点を見つめて放心する時間を大切にしようと思いますよという話。といっても、これって無意識にはじまるものなんですけどね~。