BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

英語あそび4週目(翻訳者のエッセイを読む、海外絵本、Duolingo)

ある英語のPodcastを聞きたくて、原書も楽しめるようになりたくて、高校生ぶりに英語を再学習中。「あそぶように学ぶ」ことをテーマにした、定点観察ブログをお届けする。

先週までは、Duolingo(学習アプリ)、洋楽や海外絵本、英文日記などで学んでいた。4週目の今週も引き続きやってたんだけど、だんだんと「この方法で、ほんとーにできるようになるのか?!」と思いはじめ、翻訳者のエッセイを読んで方向性を確かめたりしていた。

翻訳者のエッセイにあった原書のススメ

家族に、この感じだと英語ができるようになる感じがしないんだよなあ、という話をしたら、この本を紹介してもらった。
浅倉久志著「ぼくがカンガルーに出会ったころ」。カート・ヴォネガットやフィリップ・K・ディックの訳者として有名な人のエッセイだ。

翻訳を生業とする著者の、哀愁とコミカルさがなんともいえず面白くて、吹き出しながら読んでいる。

英語学習に役立ちそうだと思ったのは、SF作品を原書でどうしても読んでみたい人のための手引きの部分。

  • いきなり完全に理解できるほうがふしぎ
  • 習うより慣れろ

ここを読んで、今のやり方はちょっと慎重になりすぎていたのかも、とハッとした。

わたしは洋楽とか海外絵本を読むとき、①一度書き写して②自分なりに訳して③Deeplで翻訳して④chatGPTで確かめながら文法について質問するーというまどろっこしいことをしていた。

数日あるいは数週間後、最終ページまでいきついたら、もうしめたものだ。あなたはついに一冊を読破したのである。

浅倉久志著「ぼくがカンガルーに出会ったころ」より引用

完全に理解できるまで点検するように読むんじゃなくて、この「読破する」体験を重ねることが大切な気がしてきた。がんがん行っちゃった方が速いかもしれない。

ある日突然、全く未知の単語を前後関係から理解できるようになっている自分に気づく。おめでとう。あなたはついに第二の関門を突破したのだ。
浅倉久志著「ぼくがカンガルーに出会ったころ」より引用

ここまで到達できたら、かなりの達成感が待っているだろう。ちなみに、オススメの原書の選び方や読み方もあった。

  • 選ぶ本は極論なんでもいい
  • 短編集や雑誌ではなく、あまり量の多くない長編で、難しい単語の少ないやつを買うといい(ここは意外だった。短いとプロットが読み取りにくいとあった。)
  • 辞書は手元に置かない(引くのがめんどくなって挫折しがち)

これを元に、自分が選んだのはやっぱり海外絵本の「Mr.Men」シリーズだった。

海外絵本「Mr.Happy」を読む

今回はDeepl翻訳も、書き写すのもせず読んでみた。

挿絵があるので、わからない単語があってもなんとなくの推測ができる。できるもんなんだ!とちょっと嬉しかった。

いままで点検するように読んでいた時は、単語や文法のことばかりが気にかかって、物語に集中できていなかったなと感じる。

小説だって、いちいち分からない単語を調べまくってたら入っていけないもんな。前後関係でなんとなく分かる部分はスルーするようにして読めばいいのかも。そうやって進んでいけば、そのうち繋がって語彙が豊かになっていくもんなのかもしれない。

これは発見だった。分かんなくてもがんがん読もう、あとで分かればいいやと思って臆せず読んでみることにした。

勢いづいて、夜ご飯を作っている間はPodcastで自分が聴きたい番組「Duncan Trussell Family Hour」を聞き始めている。いまのところたまーに知ってる単語が耳に入ってくる程度で、ほぼ意味は掴めない。でも、馴染みのある声が聞けるのがすごくうれしくて、いまはそれで満足だ。

↓このアニメの元ネタのPodcast番組。

duolingoは安定、英語日記はお休み。

duolingoは単純に楽しいので引き続きやっている。今日で30日目だった!

今週のレポートでは129分。いい感じに進んでいる。徐々に、その例文おかしくね…?みたいなのが出てきて、わたしが英語を分かり始めたのかな?といまのところは肯定的に捉えている。

英語日記はためになるとわかりつつ、余裕がなくて今週はお休み。1行でいいからまたやろう。ダメな週があっても不屈であればOKなのだ。許せ許せ、またはじめたらいい。

がんがん読んで、聞いてたらどうなるか?やってみよう

今週も忘れないように言っておこう。わたしの最終的な目標はPodcast番組「Duncan Trussell Family Hour」を英語のままで楽しむことと、原書を読めるようになること!

4週目は、翻訳家のエッセイを読んで方向転換することにした。

分からなくても原書をがんがん読んで、Podcastの番組も聞きはじめる。浅倉久志のいう「ある日突然」はわたしにいつくるのか?まったく兆しはないけどやってみよう。

とはいえ、なんだろう、知らない言語(少しは知ってるけど)を学ぶことは、自分の中身が入れ替わって新しくなる感覚がある。子供が日本語を覚える時ってこんな気持ちなんだろうか?まだまだ分かんないんだけど、たまにわかる瞬間が心地よい。

今週は、そんな感じ!