生きにくい。本当に生きにくい。
連日35度を超え、湿度も高くて都心はちょっとした地獄のようです。職場に行けば、スーツ民のためキンキンに冷えた室内でカーディガンを2枚羽織ります。令和ですがそんなもんです。
がっつり体調を崩している訳じゃないけど、なんとか生存しているレベル。低空飛行で地面すれすれを漂ってる感じ…
さすがに何か策を練ろうと、AmazonのPrimeReadingにあった鈴木祐著「最高の体調」を読みました。
以前かなり話題になっていた本で、amazonレビューが4800件とかあって驚いたな。
タイトルから、体質改善系の自己啓発本なのかな~と思いながら読んだけど、思いのほか「現代の生きにくさへの対応本」って感じがしました。
扱っている内容は「炎症」と「不安」について。すぐに取り組める食生活提案から漠然とした不安への対処まで、幅広く紹介しています。
わたしはいま元気がないので、難しいことはできません。いまの自分でもできそうなものだけ、紹介がてらまとめていきます。
腸内を整える
・炎症が慢性化すると、謎の不調・疲れが現れる
・これは腸内バリアと深い関係がある
・乱れた免疫システムを正常化するためには、腸内細菌という兵隊を増やす
色んな見方があると思いますが、この本では腸内細菌について結構なページ数を割いて説明してあります。住む環境と食事を変えれば、腸内は3日で改善する(多様性を取り戻す)というのが救いでした。
具体的には、以下の項目を意識すること!
発酵食品を食べる
キムチ、ぬか漬け、納豆、味噌、ヨーグルトなど。
体内に色んな菌があることが大切なので、バリエーション豊かに食べるのがポイント。効果が出にくい人にはビオフェルミンもおすすめとありました。最近飲んでなかったから、また飲もう~。
食物繊維をとる
「ヘタなサプリや健康食品より、食物繊維」
サプリ飲みまくってるので、この言葉がぐっさり刺さりました。
食物繊維とは、主に野菜とフルーツのことですね。豊富なのはごぼう、寒天、海藻、きのこ、オクラ、リンゴなど。
一応補えるサプリの紹介もありました。
- 難消化性デキストリン
- オオバコ(サイリウム ハスク)
- イヌリン
昔デキストリンとイヌリン混ぜたのをダイエットで飲んでいる人がいたなあ、量に気をつけないと結構下すらしいのでわたしはやめときます。
加工食品は控えめに
ファーストフード、スナック、清涼飲料水などの加工食品は、食べないのが理想だけど、せめて食事の1~2割にとどめるようにと書いてありました。
腸内細菌が死にやすくなるのはわかるけど、やめられないんだよなあ。
ダメ!とまでは書いてないのがやさしかったです。少なめにします。
抗生物質に注意
病院に行けばほぼ必ずもらう抗生物質も要注意で、腸内のよい菌まで死ぬとのこと。
去年から疲れると歯が痛くなりがちで、抗生物質をちょくちょく飲んでました。症状が強く出ている時は仕方ないけど、飲みまくりにはならないように気をつけようと思います。
生活環境を整える
生活編は色々あったけど、はじめやすいのは「自然と睡眠」だと感じました。順に説明していきます。
自然に触れる
自然に触れるだけで、副交感神経が活発化して体調不良を未然に防ぐ効果があるなんて素晴らしいな。
しかもなんと、画像、音声など「ニセモノでもOK」らしい!これ面白そうなんで早速やろうと思ってます。
ちなみに時間を増やせば増やすほど心と体によいそうで、著者は「最終的にはライフスタイルを崩さない範囲で自然との接触を最大化する」のをおすすめしていました。
睡眠を多くとる
睡眠が7~9時間の範囲を外れると体内の炎症マーカーが激増する
毎日やってる睡眠アプリ/ポケモンスリープによれば、わたしの平均睡眠は6時間半。あと30分早く布団に入るのを目標にします。ちょうどすくすくウィークだし、ポケモンとともに健康になろう。
あとは昼寝。目を閉じて10~15分何も考えないだけでもいいみたい。何も考えない時間なんて、起きている間にない気がする…考えない、考えない。
スマホ制限
スマホ時間が長ければ長いほど不安が大きくなるそうな。これパソコンとかも入るのかな。そしたらわたしはかなりやばいです。
仕事では仕方がないけど、スマホは気をつけよう。というか、ゲーム以外あんまりやってないのでここは別に気にしなくてよさそう。(むしろLINEの返事をしよう…)
生きにくさを乗り越えるヒントがここに
著者は文献マニアで年間数千冊の論文を読破しているらしい…どういう読み方をしたらそんなに読めるんだろう?!
この本は色んな論文を基に話が進んでいくので、納得しながら読み進めました。
最高の体調を読んで感じたのは、「生きにくさの中にもできることがある」ということ。
具体的な行動をヒントとして示してくれるので、まずやってみようという気になって、次第に「知恵と行動で乗りこなせ」というメッセージを受け取りました。
暑さと温度差にまいっているわたしができそうなのは、以下3つ。
- 食生活
味噌汁、ヨーグルトなど発酵食品を摂って、野菜と果物を意識的に食べる。
ビオフェルミンも飲む - 睡眠
目標7時間。布団に入る時間を30分早める - 自然
PCの待ち受けを大自然に/公園の緑を眺めながら帰る
著者は結びで、「手当たり次第にやってみて、しっくりくるものを続けるのがベスト」といっていました。
何事もそうですねー、まずはやってみます。少しずつマシになって、この本のもう一つのテーマ「不安」への対処法にも挑んでみたいところです。
今週のお題「この夏のプラン」
わたしは、この本の内容を実践して………夏バテを、乗り越えたい……!