BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

ある日の読書記録(2023夏の終わり)

また書評がゲシュタルト崩壊を起こしてよくわからなくなった。小説という解釈の仕方が無限大なものに対して自分の見解を述べていくこの恥ずかしさよ…別に思うことも表現することも自由なはずなんだけど、今は厚かましく傲慢に感じる。

自分には何がわかってるっていうんだ、よく知りもしない癖に何を喋ってるんだと思いつつ、だから、もっと知りたいから書いてるんだっていう気持ちもちょうど同じくらいある。

こういうのを拗らせているというんだろうか。皆さんもこういう時ありませんか?自分と喋ってると疲れます…!

そんな訳で、こんな状態で一つの作品を深掘りするなんてできない。しかし読むのも書くのもやめられない。ちょうどいま平行読みしている本の組み合わせがお気に入りなので、「ある日の読書記録」として残しておくことにする。後でレビューする時に、こんな日があったことを思い出せるように!

朝ー駅までの道(Audible)

 佐宗邦威著「模倣と創造」

いつまでこの本を繰り返し読むのか。そろそろレビューしなきゃと思いつつ、もっと体に染み込ませたい気持ちが勝ってずっと聞いている。

何かを生み出したいと思いながらも、最初の一歩がなかなか踏み出せない人に最適な内容だと思う。これを読んで具体的に行動して、気が済むまで出し切りたい(何を?)

朝ー通勤電車内

乗代雄介著「本物の読書家」

いよいよ佳境になってきた。緊張しながらページをめくって、固唾を飲んで展開を見つめる。ひ、ひええー!と思ったところで駅に着いてしまう。さっさと仕事を終わらせよう、しかし今は繁忙期なのであった。

(日中、2回ほど帰りたくて全然終わらなくて泣きそうになる。上司が見かねて助けに入ってくれ、さらに泣きそうになりながら大感謝する。いつか辞める日が来ても、この人の役に立ってからにしたい。)

夕方ー通勤電車内

乗代雄介著「本物の読書家」

朝の急展開からの…畳みかけの…結末でもう、、、わたしはこれをまとめられるんだろうか?もうまとめなくていいんではないか?なんかこう…今回もまた呆然として終わった。すごいなぁ、、後半に行く前に早速もう一回読もう。こういうことをしているからいつまでも積読がなくならない。

夕方ー家までの道(Audible)

本山裕輔著「投資としての読書」

元コンサルの人が書いた「資産に変わる読書」と「費用で終わる読書」の違いを書いた本。

今の自分の読み方とか、読んだ後にレビューすることなどは資産に変わる読書に近いと思った。そうか、物語じゃなくてビジネス書でやれば結構身になるものがあるかもしれない。

夜ー寝る前

内田百閒著「ちくま日本文学001 内田百閒」

先週買ってから毎晩、この中の短編を読んでから寝るようにしている。色んな意味でじわじわくる物語が多くて、家族と少し作品について話してから寝るのが楽しい。昨日は「流木」を読んだ。今日はどれを読もう。

読書記録って面白いかも

日々つまみ食いをするように数冊の本を行ったり来たりの並行読みをしているので、1日の読書記録を書くのは思いのほか楽しかった。

近々の記録なので、書く内容にも新鮮味がある(気がする)。毎日は無理だけど、これからもちょこちょこ書いてみようかな。

これだって立派なレビュー(振り返り)なのでは?と思ったりもする。あ、また考え事がはじまりそう、自分がめんどくさいのでやめよう。

最後までお読みいただきありがとうございました!書評なんてできないと思って読書記録として書き起こしてみたら、なんとなくかたちになった。こんな日もある。

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