先日ご飯を食べに行った友人が、マンガ家の先生のサイン会に当たった!と乱舞していました。わたしが日々いろいろと書いていることを知っているので、「手紙渡したいんだけど全っ然うまく書けない!どうしたらいいの…!!」と聞かれて、咄嗟に思いついたことを色々話してみました。今頃頑張って書いているだろうな。
ちなみにわたしがしたアドバイスは以下のようなことです。
- 白い紙に、先生に伝えたいことをとにかく思いつくままに書きまくれ!
- 書いていくうちにこれだけは絶対伝えたいってことがわかってくるから、それを1つか2つに絞って書け!
- 好きだって気持ちを書いた手紙なんてもらったら絶対嬉しい!だからまとまらなくてもぐちゃぐちゃでも、とにかく渡せ!
何様なんだろう…と思いつつも話しているうちに熱が入ってきて、自分も書くような気持ちになって盛り上がってしまいました。ちなみにこの「書き出せ・内容を絞れ・とりあえず仕上げろ」の3つは表現の違いはあれどほとんどの文章術の本に書いてあるので、きっと参考になるはず…!
ファンレターに特化した、書く時に大切なことって何だろう。と思い、家に帰ったあとにわたしもネットで調べてみました。以下にまとめます。
書く内容、入れておきたい内容
書く内容は、好きになったきっかけや作品ごとの感想、日頃のSNS情報から共通の話題を見つけるなど…なるほど。もうこれだけで一通書けそうですね。
サイン会やら握手会やらは新刊発売だったりイベントだったりのタイミングで行われていて、先生はその度たくさんのファンレターをもらうので、いつ・なんの時の手紙なのかを書いておくのもよいらしいです。
確かにすぐ読んでもらえるとは限らないし、なかには繰り返し読んでくれるありがたい先生もいるらしいので、読んでもらった時に「あ、あの時の!」と懐かしんでもらえるかもしれませんね。
やらないほうがいいこと
NG行動として面白かったことが2つありました。
- 返事をください、と返信用の切手を入れるのはダメ
い、いやそりゃそうでしょ…!!!って思うけど、そのワンチャンを狙う積極性と行動力だけは尊敬する。催促するような手紙は先生の負担になるので、避けたほうがいいみたいですよ。自分がもらったらげんなりしちゃいますもんね。 - 自分の個人情報を書かないのはダメ
あ、書かないのもダメなんだ!と驚きました。自分の名前や住所を書いておかないと、場合によっては不審物扱いされて破棄されてしまうこともあるらしいです。これは気をつけたほうがいいですね。確かに、匿名の誰かからの手紙って、得体の知れない怖さがあるかも。
月並みですが、「やられたら嫌なことはしない」ということを胸に刻みました。
友人が悩んでいたこと
実際に書いている中で、友人が悩んでいた部分が印象的でした。許可をもらったのでここに記しておきます。
内容的なこと
友人はすでに何度も書き直していて、煮詰まっている様子でした。
悩んでいるところは「今回の新作が、先生が以前書いていた別のマンガの設定に似ていて、自分にはそこがツボなのでめっちゃ嬉しかったです!!」的な部分。友人は似てるってことが、マンネリって取られる可能性があるんじゃないかと気にしていました。
確かに設定が似ているっていわれたらなんかモヤっとするかも…例えほめ言葉でも。物語に対する批評的、ネガティブなコメントは避けたほうがよさそうだと思ったので、「新作の、この部分が好きです!別の作品だと、これも好きでした!!」みたいに書くのはどうかな?と伝えてみました。
受け取る側の立場や気持ちを考えて書くというのが大事になってきそうですね。友人がわたしに話したように、部分的にでも関係のない第三者に意見を聞いてみるのもよさそうです。
便箋、ペンなど書くアイテムのこと
友人は「かわいい便箋とかシールとかペンとか!もっと買っておけばよかったああ!」と嘆いていました。先生に手紙を書くことで頭がいっぱいになってしまい、そんな時に新しく便箋やペンなどを揃えるのはかなり大変そうです。
そんな友人のあたふたを見ていると、日頃から素敵だなと思う文房具類を集めておくのも大切だなと思いました。ファンレターだけでなく、大切な人にメッセージを送りたいときにもすぐ書けますもんね。
ファンレターが先生の力になる
よく小説家のSNSとか、漫画の表紙折り返しの作者コメントとか、「ファンレターが力になります!」っていう言葉が書いてありますよね。いまのところ書く予定はないですが、いつか書くときは今日調べたことを思い出して書いてみようと思います。
自分の言葉が微力ながらも作者の力になると思ったら、緊張するけど好きな気持ちをたくさん詰め込んで書きたいな。いつかはわたしも書くことがあるかと思うので、その日のためにいろいろと心づもりをしておきたいです。
友人、うまく書けたかなあ。大好きな気持ちが先生に届きますようにー!