BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

帝王学で、「脳内会議」から「脳内政治」へ。

今週のお題「最近読んでるもの」…って、あれ?終わっちゃった。でもせっかく書いたんであげます。

最近、Kindle unlimitedで「帝王学」に関する本を読み漁っています。

中二病…?いえ!国家や会社などを治めるための学問を、脳内政治に活用できるのでは?と考えているだけです。

まだ拾い読み、斜め読みでざっと読んでいる感じですが、「自分の中の自分たち」とうまくやっていくために、やっぱり使えると思うんですよね。

まず、帝王学について

「中国の君主たちが学んだ学問」のことを指しますが、中国にこの単語はないようです。日本人が中国古典を学ぶなかで、解釈として生まれた言い回しといったところでしょうか。現在は大企業のトップや会社の跡継ぎが備えるべき資質、という感覚です。

今回はこの3冊を読みました。

これが一番、偏ってなくて読みやすかったです。

・次世代帝王学: 次世代リーダーに継承する愛と感謝のある生き方の極意 (Dragon出版)

・現代帝王学

内容はとんでもなく幅広い

帝王学」は内容があまりに幅広いため、すべてを網羅した専門書というのはありません。さっきの帝王学の本たちも、旅行ガイドみたいにざっと教えてくれる感じです。

  • 多様な学問の知識
  • 統率力(リーダーシップ)
  • 儀礼作法

これに加えて全人格的な教育…とあります。

全人格とは、肉体・知性・情緒・精神を兼ね備えた人物であること。完璧だ。でもたまに、本当にいるからびっくりします。

「自分の中の自分たち」を統率したい

これからわたしは、「自分の中の自分たち」を統率したいと思っています。

「自分たち」というのはわたしの場合、感情とか性格別で別れていて、探究心のある自分、慎重な自分、怒りっぽい自分、悲観的な自分…という感じです。常に何人か稼働していて、その時々の状況で強く出る人が変わるイメージ。

沢山いるこの「自分たち」との会議に振り回されて決断力・判断力がいまいちなのが悩みです。行動力と忍耐力はそこそこあるので、ここさえ乗り越えればかなり進めるはず。でないと逆に、慎重に検討してるだけで人生が終わりそう。

過去には、石橋を全力で叩きまくって壊れて安心。次の道へ…(そしてまた全力で壊しにかかる)という本末転倒を繰り返していたことさえある。これからはそういうのはナシで、前に進みたいんですよ!

それぞれの特性とうまく付き合いながら、興味のあることをそろそろ具体的に掘り下げたいんです。対等な脳内会議から、引っ張っていく脳内政治に変えたい。

具体的な活用法

帝王学「3つの柱」に適した性格の選定

帝王学には、3つの柱があります。これは学ぶ内容とかではなく、そばに置いておきたい3系統の人間、ということです。統率者らしい見解。今回のわたしは「自分の中の自分たち」を率いたい目的なので、このように考えます。

  1. 師…原理•原則を教わる師
    自分の中にまだ師と呼べるほどの突出した人材がいないので、しばらくは引き続き本になりそう。
    今後、師として引き立てたいと思っているのは「探究心のある自分」なので、それを豊かに育めるような本を読んで行きます。
  2. 側近…面と向かって意見を言ってくれる人
    これは今まで「慎重に検討する自分」「悲観的にとことん最悪まで考える自分」が担当してました。悪くはないんだけど、これだと行動力が出ない。
    まずは一時的に、別の人格をあてがいたいところですが、まだ決まっていません。「俯瞰してみる自分」「合理的に進める自分」あたりを育てて配置すれば結構変わりそう。
  3. 幕賓(ばくひん)…外部のパーソナルアドバイザー的存在

    これは今のわたしがいいと思う。「書きながら情報整理する自分」。あとは最近おろそかだけど、情報を集めて調査するのも大事だな。

自分の中の大切にしていた感情を殺すと弊害が出そうなので、そこは帝王学で補強する。具体的には全人格的な資質を得ようと行動することで、説得力を持たせる。

いま、学んで変わろうとしているので!あなたは一旦ちょっと静かに見守っていてください。という感じで収めたい。

帝王学は脳内政治に使えるか?それはやってみないとわからない。

うん、やっぱり中二病記事になってしまったな!すみません。

でも、帝王学自問自答の時にも使えそうな気がしませんか?自分との対話の中で、きっと役に立つと思うんです。また、やりたいことと反する感情がむくむく湧いてきても、諌めることが出来るようになる。

もって生まれた感情や性格の特性は素直なので、生かせばのびのびして、殺そうとすれば反発します。自分が進みたい方向に沿って、どの感情を生かしてどれを控えめにするのか、そばに置く人格を入れ替えるように意識すれば、きっと脳内政治がうまくいくはず!

ともかく、なんかこれで回せばうまいこと出来そうな気がするので、本格的な学びをやってみたいと思います。

次の一冊はこれかな。

「実践型帝王学の書」らしいので、読んでみたいけどタイトルからして難しそう。果たしてわたしの理解が追いつくのだろうか?はじめはマンガで分かる!みたいなのから始めたほうがよいかもしれません。

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