3連休ももう終わりですね。週末に10冊近く本を買ってしまい、もうこれ以上はダメだ…と思いつつも文庫本フェアの冊子をもらってきてしまいました。徒然なるままに、出版社別の気になる本をピックアップしてみます。
- 【岩波文庫】名著・名作再発見! 2023年 岩波文庫フェア
- 【角川文庫】カドブン夏推し2023
- 【集英社文庫】この夏、一冊分おおきくなろう。ナツイチ2023
- 【新潮文庫】想像力の旅に出よう 新潮文庫の100冊 2023
【岩波文庫】名著・名作再発見! 2023年 岩波文庫フェア
岩波文庫の冊子があるの知らず、今回初めて手に取りました。
岩波文庫は古今東西の典籍を手軽に読むことができる、古典を中心とした唯一の文庫です。
2023岩波文庫フェアのチラシより
そうだったのか。恥ずかしながら、岩波文庫=お堅い感じ、くらいのイメージしかありませんでした。気になったのは2冊です。
- 読書について ショペンハウエル
これはチラシ内の紹介文で買うことを決めました。
「読書とは他人にものを考えてもらうことである。一日を多読に費す勤勉な人間は次第に自分でものを考える力を失ってゆく。」
最近どうも現実のしんどいことから逃避しているせいか、読書量がばんばん増えているんですが…この言葉がぐっさりと刺さりました。自戒のためにも読んでみようと思います。
ジブリ映画でも話題のこの本。映画を見終わったあと買って、今読んでいます。中学生・高校生くらいの、大人になることをすこしずつ意識し始めたあたりで読むとなかなか胸に響きそうです。大人中盤のわたしが読むと…また話します。
【角川文庫】カドブン夏推し2023
角川文庫はラノベのイメージが強いです。わたしが気になったのは、
- 悪い夏 染井為人
チラシをなくしてしまいうろ覚えですが、「最悪の夏」になるらしいです。そんなつもりはないのにどんどん嫌な展開になっていく…みたいなものをたまに読みたくなります。自分がそうなった時のための心づもりをしておきたいのでしょうか…
- 海と毒薬 遠藤周作
海と毒薬はこの間読みました。
昨年から遠藤周作の作品が気になり、連休中も2冊ほど購入しました。
特にエッセイの切り口が、自分のものの考え方とまるで違うので読みたくなります。
海と毒薬もそうですけど、この文庫シリーズは装丁がおしゃれで好きです。このレモン柄のハンカチ持っていて、調べたらやっぱり手ぬぐいのかまわぬとのコラボカバーらしい。家族が読んだことがあって、内容を聞いたら面白そうなので今度買って読んでみます。
- 失はれる物語 乙一
乙一はホラー作家、という固定イメージがあったのですがこれは違うみたいです。短編集で、事故で全身不随となってしまった主人公の話が気になります。
【集英社文庫】この夏、一冊分おおきくなろう。ナツイチ2023
集英社文庫…は、特に連想するものがありませんでした。自分がレビューしているものだと、江國香織のエッセイがあったくらいです。未知の世界の予感。
気になったのは3冊。
- やめるときも、すこやかなるときも 窪美澄
不器用に生きている人間に共感します。とくに、それでもなんとかやっていこうとしている人が好きです。これはそんな2人の恋物語らしいです。
・家族じまい 桜木紫乃
多分これは読みます。週末本屋巡りしてたんですが、平積みの減りが一番激しかったです。みんな、「家族の終わり方」に悩んでいるのかもしれません。
【新潮文庫】想像力の旅に出よう 新潮文庫の100冊 2023
わたしの本棚占有率ナンバー1、新潮文庫!自覚はなかったのですが、大好きなんだと思います。
- 錦繡 宮本輝
これはずっと気になっていました。まだお互いへの想いがあるのに、離婚したのはなぜなんだろう。逢えないあいだ手紙のやりとりをしながら、10年ぶりに再会する話…気になりますよね。
- 自転しながら公転する 山本文緒
この本を読むのを楽しみにしています。山本文緒が好きで少しずつ大事に読んでいるのですが、一番有名なこの作品を読むタイミングをずっと計っています。そうですね…一人旅に出て、どっぷり浸かろうかなあ。あーなんかそれよさそうですね。やりたい。
他には、ぬるい眠り、ぼくは勉強ができない、キッチン、世界の終わりとハートボイルド・ワンダーランド、ナインストーリーズなど、今まで読んだ本でももう一度読みたくなりました。読んだ時期にタイムスリップする気分も味わいたいです。
以上、4つの出版社から読みたい本をご紹介しました。いつも読ませてもらっているブロガーさんが文庫本フェアで読みたい本の話をしていて、自分もやりたいと思っていたので大満足です。楽しかった✨ありがとうございました!
それにしても。あーーー時間が足りない!!でもこういうときの方がはかどります、読書。明日からも適度に現実から逃避しつつ、読書を楽しんでしまおうと思います。