BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

【ネタバレ注意】映画「君たちはどう生きるか」観てきました

面白いとか面白くないとか、そういうものさしで観る映画じゃないかも

7月14日の公開から賛否両論の渦を巻いているジブリ最新作「君たちはどう生きるか」を観てきました。ネタバレに気をつけてるつもりでも尻から垂れ流すようなところがありますので、これから見るのを楽しみにしている人はそっ閉じしてくださいね!それでは話します。

まず、映画を見た後は「…?…?………???」なかなか言葉が浮かびませんでした。この状況が意味することは?このキャラクターの象徴とは何なのか?とにかくわたしの理解力では、ストーリーは追えても概念的な部分についていけないことが多くてフリーズしました。

その後やったこと。喫茶店にこもり、ひたすらにストーリーを思い出しながら書き出しました。登場人物、ストーリー、印象に残った台詞、その時々の自分の思ったことなど。書き出すと、もやもやして言葉にならなかったものが見えてきました。

わたしが感じとったものは、「環境や境遇がどうであれ、どう生きるのかを決めるのはいつも自分自身だ。ただし、」です。続きはネタバレしちゃうと思ったのでほとぼりが冷めたら話してみようと思います。

自分の気持ちがある程度まとまった段階で、今度はTwitterの反応を見てみました。

「好きに生きろ説」はおおむね賛成です。「監督葬式説」はびっくりしたけど、、、ええええええああああそういうことか!!!!!と電流が走りました、そんな解釈できる人って、きっと気が狂いそうになりながらも毎日創作した経験がある人なんじゃないかと思います。あそれか強めのジブリファン。

観に行くかどうか迷っている方がいたら…別に勧めません。観たいな、と思った人だけみたらいいと思います。そのくらい価値観で感想が真っ二つに分かれそうな映画です。でも実際に観て、自分の考えをまとめたうえでTwitterであーでもないこーでもないって話しているのを見るのは、なかなかに面白かったです。

それにしても、印象に残ったキャラのイラストを描こうと思ってネットで調べたんですけど、情報統制されてるからイラスト一つ残っていなくてこの情報社会ですごい…!!と思いました。だからパンフレットが後日販売なのかもですね。今あるグッズもあの意味深な鳥のクリアファイルとポスターだけでした。

帰り道に本屋に寄って、買って来たのは劇中にもあったこの本。

映画はこの本を映像化した訳ではなく、題名のみ拝借したらしいです。それでも印象的なシーンにこの本が出てくるので知りたくなり購入しました。全部で4種類も本(中身は多分ほぼ同じ)が出ていて、わたしは岩波文庫のこちらにしてみました。また読んだら話します。