Audibleにあったので聞いています「正欲」。今まだ3分の1くらい?なんですが、ぞわっぞわしてたまらず!頭の整理もかねて、読み途中の気持ちをひとまず先に書いておきます。
現時点での理解ですが、この物語は、とある事件が中心にあります。そして事件の犯人たちにほんの少しの接点がある(あった)、一見関係のない人たちにまず焦点があたります。
例えば、昔学校が一緒だった知り合い、同じ大学に通う顔見知りなど、あくまで親密でない知人レベルなのが特徴です。
とある事件というのがなんともセンシティブな内容で…小児に危害が及ぶような事柄です。恐ろしい。いま読んでいるパートは、この忌まわしい事件のニュースが世間に広まる前段階。3人いる犯人のそれぞれの知り合いが、なんとなく犯人個人のことを思い出したりしているところです。
時間軸は平成から令和に元号が変わる1年半ほど前で、ちょうど多様性への関心度が高まっている時期。ダイバーシティとかLGBTなどの単語が浸透してきた頃です。そのため各々の日々の思考や話題も、おのずとそういう内容が増えています。
この本は始めに事件の概要が説明されているので、知り合いたちの話を聞いているなかでも「ここから、事件が発覚するんだよな…」とか「事件が分かった時、この人たちは何を思うんだろう…」とぞわぞわがとまりません。
また、目次をみてみると、後半パートは犯人3人に焦点が当たるようです。それぞれに何を思って犯罪に手を染めてしまったのか…それを考えると今から怖い。
怖いけど、最終的にタイトルの「正欲」がどのような意味合いを持つのか、とても気になり読むのをやめられません。
そういえば著者の別の本「桐島、部活辞めるってよ」でも、一つの出来事に関して周りが噂レベルのストーリーを繰り広げていたような。
この作品も1つの事件を中心として、いろんな人の目線と角度で切り取りまくる感じが惹き込まれます。
話していたら、頭の中が少し整理されてきました。後半パートも味わってきます!そしてまたあらためて、読み終わったら話します!
(この本は、Audibleで聞いています。)
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