歩き回ってくたくた…!色々あったけど、古本まつりはとても刺激的で面白かったので、体験レポートとして書き記しておきます!
- 神田古本まつり(神保町ブックフェスティバル)とは
- ①10月29日・ブックフェスティバルで洗礼を受ける
- ②11月3日・古本まつり最終日は、慣れて楽しめた!
- 来年に向けて思うこと
- 来年はもっと味わいたい!古書街の本まつり
神田古本まつり(神保町ブックフェスティバル)とは
2023年の神田古本まつりは10月27日(金)〜11月3日(金)の8日間で、28・29日は別イベントとして神保町ブックフェスティバルがありました。
わたしは①ブックフェスティバル中心、②古書まつりと2回行ってきたので、それぞれの思い出を話していきます。
①10月29日・ブックフェスティバルで洗礼を受ける
神保町ブックフェスティバルでは、大通りから一本入ったさくら通りとすずらん通りが会場となり、さまざまな版元が集結して出版社ごとにワゴンセール(中には半額以下のところも!)をしていました。
わたしは初めて行ったので、がっつり洗礼を受けてきました。
人がものすごいいるって訳でもないんだけど、、とにかく圧がものすごいです。あまりにぐいぐいくるので(たぶんわたしも不慣れでうまく立ち回れず)ぐったりしてしまいしまった。圧倒されて写真すらとっていない…
特に厚さ30センチくらいのリュック背負ってる人が振り返る瞬間が怖くて、一度もろにぶつかってダメージを喰らったり。本が欲しい人の積極性がものすごくて、物欲がなくなってしまい完敗でした。
同行者はものともせずホクホクで、羨ましく思いながら終了。
買った本
・荒川洋治著「読むので思う」
わたしは「幻戯書房」が一番気になったので、この本をおみやげとして買ってきました。最近は読むこと・思考することを深く考えていたため、ぴったりの本でした。
・ちくま文学全集
このシリーズをちまちまと集めています。帰りに古本まつりのワゴンで「柳田國男」「大岡昇平」の2冊を購入しました。
気になった本
ホルヘ・ルイス・ボルヘス著「バベルの図書館」
これは本当に買っておけばよかった、、国書刊行会は特に熱量が高い人の山ができていました。
同行者は「ドーキーアーカイブ」という本を買っていてすごく満足そうでした。せっかくなら続きの本も買っておけばよかった…と帰り道二人で悔やみながら帰ったので、気になった本は買うべきだったなーと反省しています。
②11月3日・古本まつり最終日は、慣れて楽しめた!
古本まつりでは、神保町~神田方面の大通り(靖国通り)沿いに周辺の古書店のワゴンがずらーっと並びます。
前述のブックフェスティバル後、仕事をしながらリベンジしたい思いがふつふつと湧いてきて…三連休初日だったこともあり、最終日にもう一度行ってきました。
前週は三省堂・書泉グランデとかの方向に行ったので、今回は集英社側のブロックを回ることに。
この日は一人だったので気がむくままにワゴンを回っていると、まさに本の亡霊みたいな人が沢山いて、トリッキーな動きにいちいち翻弄されてました。
先週にも同じ思いをしていたので少し耐性ができて、負けじとワゴンを中心に積極的に参加しました。
古書センターの周辺が特に楽しかったかな。まつりのどさくさにまぎれて、いつもは絶対入れないような古書店も勇気を出して入ってみたりして…!難しい本が並んでいて???だったけど、貴重な経験でした。
買った本
・S.I.ハヤカワ著「思考と行動における言語」
妙に気になり、中を開くと意外にも読みやすかったので購入してみました。
・ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」
今回の掘り出し物はこれ。ずっと欲しかった本で、半額以下で手に入れられたのですごくうれしかったです。
・馬場マコト著「花森安治の青春」
・向田邦子ベストエッセイ
・内田百閒「御馳走帖」
・林芙美子随筆集
・横尾忠則「言葉を離れる」
自分の興味8割、冒険2割という感じで、先週とは違って一冊買ったらなだれみたいにたくさん買ってしまいました。途中から本探しに夢中になって、楽しかった…!!
来年に向けて思うこと
来年もきっと行くので、覚えておきたいことをメモしておきます。
ワゴンのお作法
ワゴンにいる店員さんが伝えていた注意点が2つありました。
- 【押さない】
混んでいたとしても、人を押さない。ワゴンが押されて、店員さんが押し戻してるのも見ました。 - 【荷物を置かない】
他の人も見たいので、ワゴンの本の上に荷物を置いたり、キープしている本を重ねたりするのも避けたほうがいいみたいです。
お互いに気持ちよく買い物ができるように、覚えておいた方がよさそうです。
マスクは個人的に必須
これは個人的にですが、古本の匂い・人の匂いに酔う人はマスク必須だと思います。とにかくいろんな匂いが混ざって、屋外でも独特な香りが漂っています。
あとアルコールのウェットティッシュがあると、こまめに手を拭けていいかもしれません。
気になったら"買い”!
後からあーーーあれは買っておけば…という後悔がかなりありました。あ、いいなと思ったら買うのが吉です!ワゴンごとにあんまり長く見ている時間はないので、直観に従って買うのがよさそうです。
一人で本格的に見て回る時間があるといいかも
意外と一人で見て回るのがわたしには合ってました。でもわいわい話しながら本を見るのも好きなので、次に同行者と行くときは一旦別行動→あとで集合する形式を提案するつもりです。
気持ちで負けない
人に押される、割り込まれる、リュックで殴られる、これでいちいち傷ついてたら楽しめない!!そのため、まつりならではの"エンタメ”として受けとめる。わたしにとってこれが一番大事な点です。来年の自分、頑張れ!
来年はもっと味わいたい!古書街の本まつり
年に一度の神田・神保町「古本まつり」は、日本最大の古書街だけあってすごい熱気でした。刺激が強くて初回はくじけそうになったものの、2回目にはだいぶ慣れて楽しかった!
古本まつりとブックフェスティバルのほかにも、本にまつわる講演あり、特選古書の即売会あり、子供向けのイベントもありと、とても一日ではまわりきれないくらいの盛りだくさんな祭りです。2回も行ったものの、リーフレットを見返したらまだ10分の1も味わっていないと思います。
今年の反省を活かして、来年はもっといろいろ味わえるといいなと思っています。以上、2023年の神田古書まつり体験レポートでした!books-limelight.com