なんか知らないけど、突然「谷根千」に行きたくなった。東大が近いこともあり、アカデミックな印象の街、谷中・根津・千駄木エリア。
今日の予定は特にない。なんとなく本だけ持って、家族と何も調べないまま、なんとなく「そっち方面」に向かう。わたしたちの出かけ方はたまにこういう時がある。
根津→千駄木→谷中と歩き、何気なく立ち寄った本屋で初めて古本屋の店主と話すという機会に恵まれた。自分の知りたい事、店主が集めている本が合致すると、こんな展開があるんだなあ。
わたしにとって、実り多き日だった。思い出してあの気持ちに浸りたくなったので、時系列順に追って書いてみよう。
まず、根津
降りたのは「根津駅」、目的はない。駅を降りてすぐの「根津カレー・ラッキー」でご飯を食べる。野菜がゴロゴロ入ってて美味しい!
食べた後は散策。「教会」「異人坂」に行く。
観光かな。住宅地っぽいのに人が多い。みんな手に持って何か話している。…よくみると、謎解きのイベントをやってるみたいだ。
「根津神社」に行く。
厳かな雰囲気。に大量の謎解き軍団。風情はないが、対比が何とも面白い。
つぎ、千駄木
千駄木はなんとなく通過してしまったな。「森鴎外記念館」に行ってみたいと思ったけど、家族が乗り気でないので諦める。途中通過した「今川焼 千駄木」で今川焼を食べる。
ブックオフ千駄木店
途中寄ったブックオフではなんとなく、自分の住んでいる地域と品ぞろえが違う感覚があった。家族も同じことを思ったようで「アカデミックだからかなあ…!」とか頭の悪いことを言って色々買って帰った。
さいご、谷中
だいぶ足がくたびれた。おなかもいっぱいだし、もうここは通過して帰る感じかな~と思ったけど、もう少し本が見たいなと調べて「boogooz」という古本屋に寄ることにした。
不思議な名前の本屋だなあ、ちょっと入るのに緊張した。
コンパクトな店内を眺めると「ん」? フォントの見本帳、JIS規格の本、など、興味のある分野の本がたくさんあることに気が付く。
え、こんなものもあるのか、うわあ、面白い…色々見ていると「それ、面白いでしょ。」店主が話しかけてくれ、この本がフォントにまつわる昔の話だったり、当時の時代感をぽつりぽつりと話してくれる。
う、嬉しい!!!こんな思いをしたことがなかったので、日頃ブログでしか話していなかった「文字組みのことをもっと知りたくて…へへ」という話も出来て、楽しいし嬉しかった。
店主がオススメしてくれた「基本日本語文字組版」を買う。こんなのいま買う人いない、マニアックな本だよ。でもこういうの好きでしょ。というテンション。そんなの余計買いたくなる!!
谷根千、大満足。
思わぬ収穫にほくほくした帰り道、「あづま家」であんみつを食べて帰る。新めのお店だと思うけど、レトロな雰囲気でよかった。
結果、最後の気持ちは「谷根千、大満足。」ふらりと行っても、楽しめた!また行きたいなあ。あの本屋の店主は元・出版関係の方なのかな。聞きそびれた。色々聞きたくて、また行こうと考えている。
【ロアはGW休暇中】今年は休日の純度を上げるべく、ブログの予約投稿をしてみました。コメントなどいただいた場合は、ゆっくりお返事しますね。GW開けにみなさんの記事を読むのを今から楽しみしております✨それでは、また。