読書の秋…といいたいところなんですが。最近書きたい欲が高まっていて困っています。
日増しに気温が下がり、堂々とアンニュイな気持ちに浸れるこの季節が大好きです。物思いに耽ることが増えたからか、下書きの量が増えに増え二桁を超えてしまいました。
最近は、本を読んでいる最中に思考が浮遊してしまい(なんかうまく言えないんですけど焦点が合わなくなって、頭の中ですごい動いている感じです。誰かそういう仲間いないかな…)それを書き留めるのに必死でなかなかページが進まないのが悩みです。
楽しいはずの「記事をまとめる作業」が宿題化
わたしは下書きの雑多な文章のピースをパズルを組み合わせるように1つの記事にまとめていくのが、もう趣味といっていいくらい好きです。しかしそれなりに時間がかかるし、体力も消費します。
下書きは何も考えずにわーーっと書くだけなので、スッキリするから気持ちがいい。でもいまは、これをまとめる"宿題”をずっしり抱えているような感覚に変わってきています。
読むインプットと書くアウトプット、このバランスのコントロールをいい感じにしたいなぁ…なかなか難しいですね。
作家たちは書きたい欲をどう飼い慣らしているんだろう
本のレビューは鮮度が大事(早くまとめないと、イメージの雰囲気を忘れてしまう)と思っていますが、熟成もできるもんなんでしょうか。
ミヒャエルエンデの創作のかけらを集めた「エンデのメモ帳」には、膨大な量のメモが遺品として残っていたと書いてありました。
メモを書いて、寝かせて、どうしてたんだろう。下書きを書いたとしても、脳みそのどこかにまとめていない事項として気がかりが残るじゃないですか。あれをどう飼い慣らして活かしていたんだろう…
あと、外山滋比古の「思考の整理学」では、ネタをあつめてあつめてここぞという時に出せ!みたいなことを言ってました。(こんな雑な言い方じゃなかったけど)この考え方も大事だと思うけど、本のレビューには当てはまらないかな…
とりあえずもう少し書いてみるか
もんもんとしながらAudibleを見ていたら、「インプット大全」と「アウトプット大全」という今の自分にぴったりな本がありました。さっそく今困っているアウトプット大全を聞いています。これ、面白い。
読書でいえば、ブログでレビューすることはもちろん、人に感想を話す、Twitterで短くまとめて発信することは、みんなアウトプットだそうです。アウトプットのスピードアップ法とかはいまのところ出てきてないけど、方法の種類としては網羅している辞書的な本でした。
著者の樺澤紫苑は精神科医で、インプットとアウトプットのバランスがとれず(今は主にインプット過多の人が多いらしい)精神を病む人が本当に多いことから、根本を変えなければ!と思って本を出版しているそうです。志が高くてすごい。
わたしの今の悩みも、きっとこのバランスがうまくとれていないことが原因でしょう。たぶん、とにかくアウトプットの数をこなさないと答えが見つからないような気がします。
書いて書いて、それでも下書きが溜まるようなら、もう諦めて寝かせて熟成させてみよう。身体が続く限りはがんばって記事にまとめてみますー。