BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

楽しい「新聞書評」の世界。

新聞が、好きなんです。もっというとデジタル版ではなく紙がいいです。紙が文字で埋め尽くされているのを見るとわくわくするし、なぜだか落ち着きます。

職場で捨てる係を買って出て、好きな紙面を読むのが日課。もっぱら読むのは文化・文芸欄で、とくに書評欄(大体、各紙土曜日)は毎週楽しみにしています。

出勤する楽しみのひとつ。福利厚生だと思っている

新聞書評の楽しいところ

予期せぬ本に出会える

書評欄の楽しいところはやっぱり、予期せぬ本に出会えるところ。

本屋に行くといつも大体似たところを見て回っちゃうんですが、書評欄では普段目に留まらないような本を親切丁寧に、例えばこんな感じでお薦めしてくれます。

今、こんなことが世間や世界で言われているよね。この本はその事柄に対してこんな視点で書かれたものなんだよ。読むと、こういう面の理解が深まるよ。

もちろんもっと素敵にかちっとした文章ですが。取り上げる本のジャンルはとくに縛りなく、政治、経済、国際、歴史、芸能、食、文化などなど、なんでもあり。難しそうな本も、書評家たちが紹介すると興味が掻き立てられます。

好きなコーナー

わたしが読んでるのは日経新聞と、たまに産経新聞です。日経は見開き2ページで10冊以上、産経は片面で約5冊紹介しています。週ごとにランダムで全国の書店の売り上げランキングが見れるのも楽しいところです。

好きなコーナーは日経だと「リーダーの教科書」。いろんな大企業のトップクラスの人が、人生の書として数冊紹介してくれます。いままでどんな本を読んで自分に磨きをかけたのか知れるのが嬉しいし、すごい真面目そうな人がマンガを紹介していたり、意外な側面も楽しめます。

産経だと「編集者のおすすめ」も面白い。たくさんある出版社の編集者たちが、自社の本の魅力を語ってくれます。たまにすごい個性的なセールストークがあったりして、割と人柄が出ている記事な気がしています。

無料でネット公開している新聞社もある

ネットで見れたりするのかな?と調べてみたら、新聞社によってはネットで見れるところもありました。太っ腹!

気に入ったものは模写する

とくに気に入ったものは、パソコンで模写(デジタル模写?)して書き写しています。やっているとその短さに驚く…大体600文字、長くても1000字程度!

こんなに短いのに概要がわかりやすいし、読みたくなるんですよね〜すごい。わたしは好きな本だと話が長くなって何記事も書いてしまったりするので、本当に見習いたいです。

切り抜き魔の悩み

ちなみにわたしは切り抜き魔でもあって、毎週書評ページはちまちま切っています(書評欄はすごく切りやすい!)。ざっと読んでからとっとこうかな〜と思ったものがこんなに溜まっている…

切るのは好きだけどファイリングができないやつ…

溜めてると宿題みたいになって読むのが億劫になるから、たまにここで話すのも良いかもしれませんね、消化せねば。

新聞書評は、楽しい!

わたしは気がつくと同じ系統の本を読み続けていたり、真面目な本ばかり読んでつまらなくなってきたりしがちです。

新聞書評は本をお勧めするプロたちが、限られた短い文章の中でも存分に、知らない本の世界を教えてくれます。

新聞だったら図書館でも気軽に読めますし、新聞社によってはWEB上で無料公開しているところもあります。たまに新聞書評で新しい本の開拓をしておくと、次に本屋に行ったときに本の見え方が変わるのでおすすめです。

いつか話したいと思ってた新聞の話ができて満足。なんならもっと話したい!また話すかもしれません。