もう新しい週が始まってしまった!あわてて先週(5/18〜24)の読書記録をしていきます。ざっくりと。
まずは記録前の雑談から。
- 先日書いたブログ2周年の記事。たくさんの方に読んでいただき、ありがとうございました!実はアップするのが怖かったので、大変励みになりました。
これもまた大切な思い出の一つ。自分をよい思い出で満たしたいですね。 - 小さいながらイベントを開催したこともあり、一週間通して信じられないくらい疲れてました。
体力も精神力もこんなにないのかと驚きつつ、周りの活動者たち曰く「慣れ」だと。やりまくるしかないみたいです。
幸い、まだやりたいことがあります。空になるまで太鼓を叩き続けてみようと思います。
さて、アップダウンの激しかった1週間。読書は静かに落ちていくような危うい道をたどりました。「スケッチ・ブック」「白い人・黄色い人」他、話していきます。
アーヴィング「スケッチ・ブック」
(私が読んだのは青い花柄の古い本)
なんとなく本棚で目があって、半分くらい読んでみました。アメリカ人の著者がイギリスを訪れた時のスケッチ(描写)集です。
読みながらに「見たもの、聞いたものを書くことの距離」を考えました。ときにそこから跳躍したものが、小説になるのかとも。
中盤の「リップ・ヴァン・ウィンクル」は、名前を引用した邦画を思い出したものの、内容はだいぶ異なっていました。この物語を読んで、またさらに跳躍したものがあの映画だったのかと思うと、人間が思うことの豊かさを感じたりもしました。
遠藤周作「白い人・黄色い人」
GWに文学館に行ってから、もうずっと、頭の中に遠藤周作がいます。
この本は2つの短編からなります。戦争と信仰をテーマに、罪悪感や人種(言葉通りの意味と、住んでいる世界という意味と)の違いという視点で切り取っているのだと思います。後に「海と毒薬」「沈黙」につながる源泉の物語だと感じました。
疲れててしんどいのに、こんなに重厚な作品を読んでいいのだろうか?とは思うんだけど、先が気になって仕方がなくて、必死で読みました。
人間の奥底に潜むものがここにあって…私は見に行かなければならないし、もっと知らなければならない。と思わせる何かがあります。
感受性には限りがあるとあらためて
「白い人・黄色い人」で、ずんと落ちた気持ちをすくい上げてくれるのが狐狸庵先生(遠藤周作の別名義作品)だ!と、いろいろ手に取りました。
「ほんとうの私を求めて (集英社文庫)」
「眠れぬ夜に読む本 (光文社文庫)」
「落第坊主の履歴書」など。
しかしいずれも、触りを読んだだけで「無理だ!」
何かを感じる心には限りがあると、あらためて…そして休日は諦めて本を手放しました。
26日現在、いまだにざわざわしてるので、どうしたものかというところです。参加したい読書会もあるんだよなあ。まあ無理せず、楽しめる範囲で。今必要なのは文章ではなく深呼吸なのは分かっています。