BOOKS:LIMELIGHT

読んだ本を、感想とともに紹介していきます。

【2025年5月第3週】ある日の読書記録〜気ままに再読する週もあるよね〜

通勤電車にて。

目の前に座るのは、えらく冷たそうなサラリーマン。ノートPCを急ぎ打ちながら、タッチパッドの片隅に置くスマホでは「ちいかわ」のアプリが起動している。

こういうギャップに弱い。娘の笑顔が見たくて作業ゲーに時間を費やしているのか、それとも本当に好きだったらさらにいいなとか思ってしまう。

真剣そのもので同時進行する様に、この緩急は見習いたいぞと実践方法を考えていたら、乗り換えをミスりそうになる。

そんな(?)私の今週の読書は再読中心。今の自分に寄り添ってくれる安心できる本。かと思えば、かつての読み心地と違って、はっとしたりすることもある。

いとうせいこう「ボタニカルライフ」

ガーデニングをするガーデナーをもじった、ベランダで植物を育てる「ベランダー」の著者は、今日も無骨に花を愛でたり、枯らしたりする。

不器用だけど好きな気持ちが伝わって、定期的に読み返している。2年目に何も咲かせられたことがない自分もまたやってみたいと思える。

春にハゴロモジャスミン、初夏にクレマチス、これから来る梅雨にはガクアジサイが咲く姿を想像してにんまりする。庭じゃなく、ベランダでも、元気でいてくれればどこでもいいよなあ。

少年文芸vol.3

この見た目とまあまあの大きさの本だけど、定期的に外に持ち出してしまう本。
とはいえ、二つの作品しか読んだことがない。

  • 水木しげる「金太とピン子」
  • ウィスットポンニミット「ロマンス」

読む順番も決まってて、「ロマンス」~切なくて虚しい、でもほんの少し暖かな輪廻を感じさせる~からはじまり、「金太とピン子」~行動は境遇をこえられるのか、最後まで分からない未完の物語~で終える。

はじめに読んだときより分からなくなっている。特に金太とピン子は未完なので、この先どうなるんだろうという想像が毎回変わる。確かなのは、こういう作品がひたすらに「好きだ!」ということ。

あれ、書くことないな、で次回のお知らせ

今週の読書モードは“なんとなく”です。冒頭の話の続きも特にない。あれ、書くことないな、それではめずらしく次回の告知をしましょう。

次にアップする記事はもうできていて、ブログ2周年の記事です。この生活を始めてもう2年かあ、と感慨深く書いたあとだから今でがらし状態なのかもです。春からいろんなことを始めていたので、そういうことも書きました。読んでもらえたら嬉しいです。それではまた!