カレル・チャペック『園芸家12カ月』
通して読んだことはなく、本を開く月の部分だけ目を通すことにしています。
今年は、やたらめったらと種を植えてみました。
いくつかは芽が出ましたが、花が咲くこともなく、葉が落ちてしまいました。
寂しくなった庭を横目に「11月の園芸家」を読んでみると、こうあります。
未来は芽の姿で、わたしたちといっしょにいる。いま、わたしたちといっしょにいないものは、将来もいない。
芽がわたしたちに見えないのは、土の下にあるからだ。未来がわたしたちに見えないのは、いっしょにいるからだ。
カレル・チャペック『園芸家12カ月』より引用(P144)
…そう?
そうかな。
土の中でどうなってるかは知らないけど、根っこは死んでいないんじゃないかと思っています。
根は、静かに、土を掘っている。
そう信じて、あったかくして。深まる秋を過ごしましょうか。
この本、色んなバージョンがあるみたいです。私の手元にあるのは50年前に出た文庫本で、古すぎてAmazonにはありませんでした。
これだけ広く読まれている本ですから、今日もどこかで同じページを読んでいる園芸家がいることでしょう。そう思うと、なんだか心強くなります。


