読書からの展開
今年もやってきました、出版社の夏特集!見かけるとついつい小冊子を手に取ってしまいます。この間書店でもらってきた新潮文庫の冊子を見ていたら、以前レビューしたものが多くて驚きました。 今日は過去記事を掘り返しつつ、小冊子の特集内容に沿ってここに…
ひたすら意味が分からなそうなものが読みたいと、阿部公房「人間そっくり」を読んだ。希望は叶ったものの、最終的な読後感は「ギリギリどうでもいい」だった。 人間そっくり(新潮文庫) 作者:安部公房 新潮社 Amazon 気になってレビューサイトを見ると賛辞…
11日で、この読書ブログを開設して2年経ちました。 現在アクセスは月4000〜4500、収益は新品の本が買えるほどになりました!いつも読んでくださっている皆さまのおかげです。はてなproを更新したので、ここからの1年もよろしくお願いいたします。 今日はここ…
野見山曉治「四百字のデッサン」は、周囲の人々や自分の過去について文章で描写している本です。 対象の物事をなぞるように緻密に描写してあって、人も過去も浮かび上がってくる。読んでいると、私もやってみたくてうずうずしてしまう。いてもたってもいられ…
先日、アニメ「チ。」のレビューを書いたのですが、あれから何か考えたり書いたりする度に作中のキーワード「タウマゼイン」が頭をよぎり、これは自分の根底にあるとても大事なものなのでは…?という思いが強まっています。 感想を書くなかで思いついたもの…
有隣堂のキャッチコピー「本は心の旅路」。あらためて、素敵な言葉です。 去年の夏に横浜に遊びに行った時、有隣堂本店でブックカバー10枚セット(165円)を買いました。 その後半年かけて10枚巻き終わったので、だいたい使った順に、どんな本に巻いて旅に出…
今週のお題「10年前の自分」 10年前。私は20代後半で、仕事のことばかり考えていました。 今の仕事を長く続けられそうにない(平均年齢20代前半、精神・肉体的にもハード) 安心したい(正社員になれば大丈夫だと信じ込んでいた) プロフェッショナルになり…
年明け早々、ずっと頭の隅で寝かせていた2つの記事を書きました。「自己形成」「作品形成」「再定義・再構築」、これが2025年の雰囲気です。今年は結構、分野を絞った話が多くなりそうな予感。 …それにしても、「いつまでこんなこと言ってるんでしょうね?…
明けましておめでとうございます。連休になるとすぐ頭の中をこねくり回しはじめます。年末から読み返している2冊の本から考えたことを、休み中聞いてもらいましょう。こんなやつもいるんだなあと思っていただければ幸いです、今年もよろしくお願いいたしま…